一橋大学は東京都にある日本最古の社会科学系の国立大学で、レベルの高い講義が受けられることで人気があり、一般入試の倍率も毎年高いことでお馴染みです。そんな一橋大学では、総合型選抜(旧AO入試)は行われていませんが推薦入試が実施されています。
当記事では、一橋大学の総合型選抜(旧AO入試)(推薦入試)に焦点を当て、出願条件や日程、倍率などを詳しくご説明いたします。
『
総合型選抜の仕組みを知る!』
一橋大学の推薦入試の実施状況
一橋大学では平成30年度入試から、全学部(商学部、経済学部、法学部、社会学部)で推薦入試を実施しています。
一橋大学の推薦入試の難易度は?
一橋大学は難関国立大学として有名で、一般入試や推薦入試の倍率も高いため難易度は高いと言って良いでしょう。倍率については後ほど詳しくご紹介いたしますが、どの学部も2.0倍以上となっています。
しかし、推薦入試の倍率は一般入試よりは低めであるため、推薦入試の出願資格を満たすことができれば、合格のチャンスは十分にあります。
さらに、志望理由書の書き方とかも知りたい方は、「
自分だけの物語で逆転合格する AO・推薦入試 志望理由書&面接」という本もおすすめなので、ぜひこの本も読んで、本番に備えてみてください。
一橋大学が魅力的な理由
一橋大学は東京の郊外、都心から20~30分ほどに位置する国立市にある国立キャンパスがメインキャンパスです。JR国立駅から大学まで続く大学通りは、春は桜、冬は銀杏が楽しめる並木道になっています。大学構内の建物は西洋風の建造物が多いのが有名で、緑に囲まれた趣ある建造物は雰囲気たっぷり。静かで落ち着いた環境が魅力の1つです。
一橋大学の推薦入試の募集人数及び指定要件(学部・学科別)
ここでは、推薦入試の募集条件や日程などを詳しくまとめています。入学者受け入れの方針も記載しておりますので、面接や小論文対策に役立てていただければと思います。
商学部
一橋大学商学部では、市場や企業にまつわる現象に関心を持ち、社会科学的な思考・理論を通して問題解決策を編み出し、それを実行に移すことのできる人材を社会に送り出すことを使命としています。
なお、一般入試の倍率は3倍程度で、人気の高さがうかがえます。
募集学科及び募集人数
経営学科・商学科:15名
入学者受け入れの方針
一橋大学商学部では、以下のような素養のある人物を求めています。
- 社会に対する深い関心
- 高い数理的かつ論理的能力
- 外国語はもちろん、一般的なコミュニケーション能力
出願資格
以下の1~4に当てはまる人が出願できます。
- 高等学校又は中等教育学校を卒業した者及び2019年3月に卒業見込みの者であること。
- 高等学校又は中等教育学校の学校長が責任を持って推薦できること。
- 2019年度の大学入試センター試験で、商学部が指定する科目を受験していること。
- 合格した場合入学することを確約できること。
大学入試センター試験で指定されている科目
- 国語
- 世界史B、日本史B、地理B、「倫理、政治・経済」から2
- 「数学Ⅰ・数学A」と「数学Ⅱ・数学B」、簿記、情報から1
- 物理基礎、化学基礎、生物基礎、地学基礎から2 または物理、化学、生物、地学から1
- 英語、独語、仏語、中国語、韓国語から1
出願要件
次の1~6のいずれか1つ以上が必要です。
- 英検1級、TOEFL iBT 93点以上、TOEFL CBT 237点以上、TOEFL PBT 580点以上、またはIELTS(Academic Module)Overall Band Score 6.5以上
- 独検/仏検準1級以上またはヨーロッパ言語共通参照枠(GER/CECRL)が定めたB2以上のレベルの資格
- 中検準1級以上またはHSK6級200点以上
- 数学オリンピックで予選通過(Aランク取得)または、Bランク上位
- 応用情報技術者試験(旧ソフトウェア開発技術者試験)合格
- 日商簿記1級
入試日程及び選考方法
出願期間:2019年1月28日(月)~2月1日(金)
第一段階選抜合格発表日:2019年2月8日(金)
試験日:2019年2月12日(火)
第二次試験合格発表日:2019年2月13日(水)
第一段階選抜は、大学入試センター試験の得点が一般入試の第一段階選抜で上位275位相当であれば合格となります。第二次試験は小論文と面接試験が行われ、提出書類と大学入試センター試験の成績と総合して判定されます。
経済学部
経済学部は、社会科学の総合大学として多くの人材を輩出してきた一橋大学の中核を担っており、経済学的な視点と知識を有する人材の育成に努めています。
なお、一般入試の倍率は7倍程度と非常に高く、一番人気の学部と言えます。
募集学科及び募集人数
経済学科:15名
入学者受け入れの方針
一橋大学経済学部では、以下のような素養のある人物を求めています。
- 英語による講義を受講できる能力
- 経済学を理解するための数学力
- 十分なコミュニケーションのための日本語力
- 経済現象に対する幅広い解析力
- 幅広い一般知識とそれを深められる理解力
出願資格
以下の1~4に当てはまる人が出願できます。
- 高等学校又は中等教育学校を卒業した者及び2019年3月に卒業見込みの者であること。
- 高等学校又は中等教育学校の学校長が責任を持って推薦できること。
- 2019年度の大学入試センター試験で、経済学部が指定する科目を受験していること。
- 合格した場合入学することを確約できること。
大学入試センター試験で指定されている科目
- 国語
- 世界史B、日本史B、地理B、「倫理、政治・経済」から2
- 「数学Ⅰ・数学A」と「数学Ⅱ・数学B」、簿記、情報から1
- 物理基礎、化学基礎、生物基礎、地学基礎から2 または物理、化学、生物、地学から1
- 英語、独語、仏語、中国語、韓国語から1
出願要件
次の1~4のいずれか1つ以上が必要です。
- 英検1級、TOEFL iBT 93点以上、TOEFL CBT 237点以上、TOEFL PBT 580点以上、またはIELTS(Academic Module)Overall Band Score 6.5以上
- 独検/仏検準1級以上またはヨーロッパ言語共通参照枠(GER/CECRL)が定めたB2以上のレベルの資格
- 中検準1級以上またはHSK6級200点以上
- 数学オリンピックで予選通過(Aランク取得)または、Bランク上位
入試日程及び選考方法
出願期間:2019年1月28日(月)~2月1日(金)
第一段階選抜合格発表日:2019年2月8日(金)
試験日:2019年2月12日(火)
第二次試験合格発表日:2019年2月13日(水)
第一段階選抜は、大学入試センター試験の得点が一般入試の第一段階選抜で上位275位相当であれば合格となります。第二次試験は小論文と面接試験が行われ、提出書類と大学入試センター試験の成績と総合して判定されます。
法学部
法学部は、リベラルな学風のもと、豊かな人権感覚と社会的公共性に基づく法学の専門的素養と国際的洞察力を持つ人材の育成に努めています。
なお、一般入試の倍率は商学部と同じ3倍程度です。
募集学科及び募集人数
法律学科:10名
入学者受け入れの方針
一橋大学商学部では、以下のような素養のある人物を求めています。
- 社会問題への関心が高い
- 論理的思考力
- 優れた言語能力
出願資格
以下の1~4に当てはまる人が出願できます。
- 高等学校又は中等教育学校を卒業した者及び2019年3月に卒業見込みの者であること。
- 高等学校又は中等教育学校の学校長が責任を持って推薦できること。
- 2019年度の大学入試センター試験で、法学部が指定する科目を受験していること。
- 合格した場合入学することを確約できること。
大学入試センター試験で指定されている科目
- 国語
- 世界史B、日本史B、地理B、「倫理、政治・経済」から2
- 「数学Ⅰ・数学A」と「数学Ⅱ・数学B」、簿記、情報から1
- 物理基礎、化学基礎、生物基礎、地学基礎から2 または物理、化学、生物、地学から1
- 英語、独語、仏語、中国語、韓国語から1
出願要件
次の1~4のいずれか1つ以上が必要です。
- 英検1級、TOEFL iBT 93点以上、TOEFL CBT 237点以上、TOEFL PBT 580点以上、またはIELTS(Academic Module)Overall Band Score 6.5以上
- 独検/仏検準1級以上またはヨーロッパ言語共通参照枠(GER/CECRL)が定めたB2以上のレベルの資格
- 中検準1級以上またはHSK6級200点以上
- 数学オリンピックで予選通過(Aランク取得)または、Bランク上位
入試日程及び選考方法
出願期間:2019年1月28日(月)~2月1日(金)
第一段階選抜合格発表日:2019年2月8日(金)
試験日:2019年2月12日(火)
第二次試験合格発表日:2019年2月13日(水)
第一段階選抜は、大学入試センター試験の得点が一般入試の第一段階選抜で上位275位相当であれば合格となります。第二次試験は小論文と面接試験が行われ、提出書類と大学入試センター試験の成績と総合して判定されます。
社会学部
社会学部では、社会・人文科学の専門的かつ総合的な講義を通して、現代社会における様々な問題を批判的・多角的に分析し、豊かな構想力で実践的に解決のできる人材の育成に努めています。
なお、一般入試の倍率は約4倍で、一橋大学では二番目に人気の学部と言えます。
募集学科及び募集人数
社会学科:10名
入学者受け入れの方針
一橋大学商学部では、自然科学も含めて幅広く様々な科目に積極的に取り組む姿勢を持つ学生を特に歓迎しています。
出願資格
以下の1~4に当てはまる人が出願できます。
- 高等学校又は中等教育学校を卒業した者及び2019年3月に卒業見込みの者であること。
- 高等学校又は中等教育学校の学校長が責任を持って推薦できること。
- 2019年度の大学入試センター試験で、商学部が指定する科目を受験していること。
- 合格した場合入学することを確約できること。
大学入試センター試験で指定されている科目
- 国語
- 世界史B、日本史B、地理B、「倫理、政治・経済」から2
- 「数学Ⅰ・数学A」と「数学Ⅱ・数学B」、簿記、情報から1
- 物理基礎、化学基礎、生物基礎、地学基礎から2 または物理、化学、生物、地学から1
- 英語、独語、仏語、中国語、韓国語から1
出願要件
次の1~5いずれか1つ以上が必要です。
- 英検1級、TOEFL iBT 93点以上、TOEFL CBT 237点以上、TOEFL PBT 580点以上、またはIELTS(Academic Module)Overall Band Score 6.5以上
- 独検/仏検準1級以上またはヨーロッパ言語共通参照枠(GER/CECRL)が定めたB2以上のレベルの資格
- 中検準1級以上またはHSK6級200点以上
- 数学オリンピックで予選通過(Aランク取得)または、Bランク上位
- 応用情報技術者試験(旧ソフトウェア開発技術者試験)合格
入試日程及び選考方法
出願期間:2019年1月28日(月)~2月1日(金)
第一段階選抜合格発表日:2019年2月8日(金)
試験日:2019年2月12日(火)
第二次試験合格発表日:2019年2月13日(水)
第一段階選抜は、大学入試センター試験の得点が一般入試の第一段階選抜で上位275位相当であれば合格となります。第二次試験は小論文と面接試験が行われ、提出書類と大学入試センター試験の成績と総合して判定されます。
一橋大学の推薦入試の倍率は?
2018年度の推薦入試の倍率は以下の通りです。
商学部:1.6倍
経済学部:2.0倍
法学部:2.0倍
社会学部:4.0倍
ちなみに、一般入試の倍率は商学部3.1倍、経済学部7.0倍、法学部3.0倍、社会学部3.8倍となっており、どの学部も総合型選抜(旧AO入試)の方が低倍率となっています。特に経済学部の倍率には大きな差が見られるため、経済学部を志望している方はぜひチャレンジしてください。
一橋大学の推薦入試の過去問は?
一橋大学の推薦入試の過去問は、残念ながら公開されていません。
対策としては、まずは第一段階選抜の突破を目指して大学入試センター試験の対策に取り組むのがおすすめです。高い倍率に臆することなく、自分に必要なことを一つずつこなしていきましょう。