作成日: 2024年5月21日 最終更新日: 小論文対策
こんにちは!総合型選抜専門塾AOI編集部です!
小論文は、大学受験に合格をする上で非常に重要です。
そのため、こんなお悩みを持っている人も多いのではないでしょうか?
「小論文を解いたことがない」
「大学受験で小論文が必要」
「小論文の書き方、構成、例文が知りたい」
今回は、観光学部を専攻したい高校生に向けて、小論文の書き方を専門家の視点で詳細の解説していきます。
一番詳細に記載されている記事かと思いますので、この記事をきちんと読んで理解すれば、あなたは必ず小論文の文字数を埋められるようになるでしょう。
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まずは、小論文とは何か?を復習していきましょう。
小論文とは、自分の意見を論理的に整理し、説得力を持たせて記述する文章です。
客観的な事実やデータを用いて、自分の主張を明確に伝える必要があります。
設問の形式は、テーマ型や資料読解型など多岐にわたります。
作文とは異なり、小論文では主観的な感想は避け、論理的な構成と根拠の提示が重視されます。
小論文のルールについて説明します。
まず、設問に対する自分の意見を明確にし、論理的な根拠を示すことが重要です。
構成は「序論、本論、結論」の三段階に分け、各段落を明確にしましょう。
原稿用紙の使い方も重要で、段落の始めは1マス空けること、数字は1マスに2文字書くことが基本です。句読点や記号の使い方にも注意し、文を短く、読みやすくすることが求められます。
小論文は客観的かつ論理的な表現が重視されます。
次に、小論文の評価項目や構成について解説します。
⚫︎論理的思考力
主張から結論まで一貫しているかを評価します。論理の飛躍がないかも重要です。
⚫︎知識力
解決策や具体例における知識の質を評価します。情報が正確であるかを重視します。
⚫︎日本語力
語彙力や表現力、段落構成を評価します。読みやすく正確に伝えることが求められます。
⚫︎設問理解
設問のテーマや条件を理解し、適切に答えられているかを評価します。
小論文は「序論」→「結論」→「本論」の順番で書くことがオススメです。
理由としては、この構成が一番「主張」を論理的にわかりやすく伝えられると言われているからです。
それでは、序論→結論→本論の順番で確認していきましょう。
序論とは、小論文の書き出し(書き始め)のことを指します。
序論では、あなたの主張と根拠を簡潔にまとめましょう。
これからあなたがどのような話を展開するのかをわかりやすく理解してもらうことが重要です。
本論は、序論で簡潔にまとめた主張を詳細に説明していく箇所となります。
ここでは、あなたの知識を用いながら、なぜ序論の主張をするに至ったのかを説明していきます。
客観的な意見にまとめることが重要です。
結論は論文のまとめであり、主張を強調し、読者に論文の重要なポイントを振り返らせる役割を果たします。
ここで、重要なことは今まで話していなかった関係のない他の話をあえてしないことです。
そのため、基本的には序論と似たような内容となります。
それでは、小論文を書いてみましょう!
SDGsにおいて最も重要な課題は何か?
その課題の解決に向け、具体的な提案や行動を400文字で述べよ。
制限時間:30分|文字数:400文字
地域社会におけるSDGsの浸透度や理解度が低い状況において、どのようなアプローチが有効か?地域住民への啓発や協力を促進する手段について検討せよ。
制限時間:40分|文字数:800文字
企業においてSDGsの達成に向け、具体的な施策や経営戦略が求められている。
企業がSDGsを組織戦略にどのように組み込むべきか、その実践例について考察せよ。
制限時間:50分|文字数:1200文字
小論文には、4つの出題形式があります。
「実践編!3つの小論文を解いてみよう」は、テーマ型と言われる小論文になります。
テーマ型以外にも、3つの型があるので、理解しましょう。
課題文型小論文とは、テーマ型とは異なり、課題文(2000字以上)を読んで設問に答えていく小論文です。
課題文型小論文で求められていることは、読解力と思考力です。
課題文からどのようなことが重要なポイントなのかを掴み、それに対して説得力のある意見を主張することができるのかということが大事になっています。
グラフ/資料読み取り型小論文とは、グラフ等の資料が与えられ、それに対して設問が与えられる小論文です。
課題文型小論文で求められていることは、読解力と分析力です。
グラフや資料の内容を正確に理解したり、重要なポイントを見極め、データの意味を分析したりすることが重要です。
『さらに詳しく、グラフ/資料読み取り型小論文の書き方を知る!』
講義型小論文とは、大学の教授が何らかのトピックに対して講義をした後、講義をふまえて出題された設問に答える小論文です。
講義型小論文で求められるのは、読解力と論理的思考力です。
講義の内容を正確に理解したり、講義内容を整理し、論理的に説明したりすることが重要です。
総合型選抜/学校推薦型選抜(公募制推薦.指定校推薦)で観光学部を受験する際には、
必ず5つの頻出テーマを人に説明できるようになりましょう。
1.持続可能な観光
持続可能な観光とは、環境、経済、社会のバランスを保ちながら観光地を活用し、次世代に引き継ぐ観光の在り方を指します。
これには、エコツーリズム、グリーンツーリズム、レジリエンスの概念が含まれます。
エコツーリズムは自然保護と地域経済の活性化を目指し、グリーンツーリズムは農村地域を活用した観光です。レジリエンスは観光地が災害や環境変動に対して回復力を持つことを指します。
これらの要素を統合し、持続可能な観光開発を推進することが求められます。
重要キーワード
エコツーリズム、グリーンツーリズム、レジリエンス、持続可能な開発、環境保護
2.観光と地域経済
観光は地域経済の重要なドライバーとなります。
直接的な経済効果としては、観光業収入、雇用創出、税収増加が挙げられます。
さらに、観光は乗数効果を通じて地域全体の経済活動を活性化させます。
例えば、観光客の消費は宿泊業や飲食業だけでなく、地元の農産物や工芸品の販売にも波及します。
また、観光開発には持続可能な観光政策や地域ブランド戦略の導入が不可欠です。
これにより、観光による経済効果を長期的に維持できます。
重要キーワード
経済効果、乗数効果、地域ブランド戦略、持続可能な観光政策、雇用創出
3.観光と文化交流
観光は文化交流の重要な手段であり、異文化理解と国際協力を促進します。
観光客はホストコミュニティの文化や伝統を体験し、相互理解を深めます。
これには、インタープリテーションや体験型観光が有効です。
インタープリテーションは、観光客に対して文化や自然の価値を解説する手法であり、体験型観光は観光客が直接文化活動に参加することを意味します。
さらに、文化遺産の保護と観光資源としての活用のバランスが重要です。
重要キーワード
異文化理解、インタープリテーション、体験型観光、文化遺産保護、国際協力
4.観光マーケティング
観光マーケティングは、観光地の魅力を効果的に伝え、観光客を誘致するための戦略です。
これには、ブランディング、ターゲットマーケティング、デジタルマーケティングが含まれます。
ブランディングは観光地の独自性を強調し、ターゲットマーケティングは特定の市場セグメントに焦点を当てます。
デジタルマーケティングはSNSやSEOを活用し、観光地の情報を広く発信します。
これにより、観光地の認知度を高め、訪問者数を増加させることができます。
重要キーワード
ブランディング、ターゲットマーケティング、デジタルマーケティング、SEO、SNS
5.観光インフラの整備
観光インフラの整備は、観光地の魅力を最大化し、訪問者の利便性を向上させるための重要な要素です。
これには、交通アクセスの改善、宿泊施設の充実、観光施設の整備が含まれます。
交通アクセスの改善は観光地へのアクセスを容易にし、宿泊施設の充実は滞在期間の延長を促します。
また、観光施設の整備は観光客の体験を豊かにし、リピーターの獲得に繋がります。
これらの要素を総合的に整備することで、観光地の競争力を高めることができます。
重要キーワード
交通アクセス、宿泊施設、観光施設、利便性向上、競争力
以上のテーマとキーワードを深く理解し、具体的な事例やデータを用いて論じることで、総合型選抜の小論文対策を効果的に行うことができます。
観光学部の小論文では、科学的思考力と高度な論理構築力が求められます。
以下の5つの頻出テーマを理解し、関連する専門用語を押さえましょう。
具体的な知識や事例を基に、自分の見解を論理的に展開する練習をしましょう。
1.持続可能な観光
持続可能な観光の概念とその重要性を理解しましょう。
環境保護、地域社会の発展、観光資源の保全に焦点を当てましょう。
事例研究を通じて、持続可能な観光の成功例と課題を分析しましょう。
関連する法律や政策も調査し、具体的な提案を考えましょう。
2.観光と地域経済
観光が地域経済に与える影響を把握しましょう。
経済効果、雇用創出、地域活性化に焦点を当てましょう。
観光業が地域経済に与える影響をデータで示しましょう。
観光イベントや地域特産品の販促活動の効果を分析し、具体的な改善策を提案しましょう。
3.観光と文化交流
観光が文化交流に及ぼす影響を理解しましょう。
異文化理解、文化保存、観光客の行動に焦点を当てましょう。
観光を通じた文化交流の成功事例と課題を研究しましょう。
文化保存と観光振興のバランスを考えた具体的な提案を行いましょう。
4.観光マーケティング
観光マーケティングの基本原則を理解しましょう。
ターゲット市場、ブランディング、デジタルマーケティングに焦点を当てましょう。
成功した観光マーケティング戦略の事例を研究しましょう。
地域の観光資源を活用したマーケティング計画を具体的に提案できるようになりましょう。
5.観光インフラの整備
観光インフラの重要性を理解しましょう。
交通アクセス、宿泊施設、観光施設の整備に焦点を当てましょう。
観光インフラの現状と課題を分析しましょう。
観光客の利便性向上のための具体的なインフラ整備計画を提案しましょう。
それでは、過去問題とその解答例を参考に、小論文がどのように評価されるか理解していきましょう。
設問
日本には観光資源が豊富にあり、治安もよいため、近年、海外からの旅行客が増加傾向にある。海外からのニーズを考え、我が国が「観光立国」、「観光大国」を目指すためにはどのような改善が必要か、述べなさい。※コロナの影響を考慮せずに答えなさい
回答例
日本の「観光大国」化のためには、各地域の資源を活かしつつ地域間で連携した観光モデルを打ち立てる必要があると考える。理由は2点ある。
1点目は、訪日旅行者が訪れる日本国内の地域には偏りがあり、より様々な地域へ観光客を呼ぶ余地があるからだ。観光庁によると、現在旅行者の滞在先の半数は、東京、京都、大阪の主要3都市に集中している。原因は様々だが、他地域が魅力的なモデルコースの作成に苦慮していることも一因だろう。
2点目は、各市町村でそれぞれが独自の観光課題に取り組むことに集中するあまり、広域にわたる協力体制の構築が遅れているからだ。複数の観光資源を活かした近隣市町村をつなぐ観光ルートを作成できれば、より多くの旅行者を取り込める可能性がある。
以上の理由から、日本は主要3都市以外の地域において、各所の観光資源を活かしつつ地域間で連携した魅力的な観光プランを構築すべきだと考える。
⚫︎論理的思考力
この模範解答は、論理的に一貫しています。
観光資源の活用と地域間連携の必要性を2つの理由に分けて説明しており、それぞれの理由が具体的なデータと現状分析に基づいています。
理由の提示とその解決策が明確に述べられているため、論理的思考力が高く評価できます。
⚫︎知識力
この解答は、観光庁のデータを引用し、訪日旅行者の滞在先の偏りを示すことで現状を具体的に説明しています。
また、地域間連携や観光モデルの必要性に言及していることから、観光政策に関する基本的な知識が備わっていることが伺えます。
知識力が高いと評価できます。
⚫︎日本語力
日本語の表現は明快で簡潔です。
文法的にも正確であり、論旨が分かりやすく伝わるように構成されています。
適切な語彙と文体が使用されており、日本語力が高いと評価できます。
⚫︎設問理解
設問の「海外からのニーズを考え、我が国が『観光立国』、『観光大国』を目指すためにはどのような改善が必要か」という問いに対して、具体的な改善策を2つの理由とともに明示しています。
設問の要求を十分に満たしており、設問理解力が高いと評価できます。
それでは、これまで学んだことを踏まえて、実際に情報学部に関する小論文に取り組みましょう。
観光と環境保全の両立について、具体的な事例を挙げて論じなさい。(制限時間:30分|文字数:400文字)
観光がどのように地域コミュニティの活性化に寄与するか、具体的な事例を用いて説明しなさい。
(制限時間:30分|文字数:400文字)
観光政策が持続可能な開発にどのように寄与できるか、具体的な政策例を挙げて説明しなさい。(制限時間:50分|文字数:1200文字)
小論文を書くのは難しいですよね。
特に、倍率の高い大学では、求められるレベルが非常に高く、
「どのように書けばいいのかわからない」
「添削してもらう時間がない」
といった悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか?
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なお、教材を受け取るだけでは合格には近づきませんので、
学校の先生や親御さんにも読んでもらい、正しい添削をしてもらいましょう。
ここまで読んでも小論文が書けない人のためにレベルアップする4つの方法をお教えします。
小論文の上達方法は、4つです。
小論文の参考書を読むことは非常に大切です。
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関連記事:『小論文対策のポイントとオススメの参考書を専門塾が徹底解説!』
自分の書いた小論文を他の人に添削してもらうことは、改善のための重要なステップです。
添削を受けることで、自身の弱点や改善点を特定し、スキルを向上させることができます。
以下は添削のポイントです
1.塾や教師に添削してもらう
大学受験の専門家や小論文に詳しい学校の先生に添削を頼むことで、専門的なアドバイスを得ることができます。
また、小論文の対策を行う推薦入試の専門塾に入れば、その他の対策も並行して進めることができます。
総合型選抜/学校推薦型選抜を検討している人は、総合型選抜/学校推薦型選抜の専門塾に入りましょう。
2.有料添削サービスを活用する
添削は、塾や学校の先生以外も行ってくれます。
以下の記事で添削サービスを紹介しています。
関連記事:『小論文添削をしてくれるおすすめの添削サービスを紹介』
小論文を書くためには、広範な知識や情報が必要です。
関連する本、学術論文、記事、ニュースなどの情報源から学習を深め、トピックに関する知識を積み重ねることが重要です。
以下は知識を読む際のポイントです:
- ニュースサイトを活用する: 同じテーマについて異なる視点や情報を提供する情報源を探し、多角的な理解を深めます。
- 文献リサーチ: 学術的な小論文を書く場合、信頼性のある文献を調査し、引用するための正確な情報を収集します。
推薦図書:『7日間で合格する小論文-読み方&書き方を完全マスター』
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小論文対策は大学受験において非常に重要な要素の一つです。
そのため、なるべく塾で指導を受けることをオススメします。
適切な塾選びと指導を受けることで、小論文スキルの向上や志望校合格に大いに貢献します。
自身の状況に合わせて、最適な小論文対策を進めましょう。
AOIの専門家があなたが合格できるようにアドバイスをさせていただきます。
まずはあなたの小論文に関するお悩みを受験相談で聞かせてください。
それでは、お待ちしております。
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