作成日: 2018年4月21日 最終更新日:
立命館大学アジア太平洋大学(以下APU)は、大分県別府市にキャンパスのある立命館大学の姉妹校です。1869年創立の私塾『立命館』の精神を受け継ぎ2000年に設立しました。
最大の特徴は全体の学生のうち約半数が日本国外からの留学生ということで、非常に国際色豊かな大学です。寮制度も充実しており、APハウスと呼ばれる学生寮があり生活レベルでの多文化交流が可能です。この「多文化環境」がAPUの強みです。
APUはカリキュラムが充実しているため、まさに「学び尽くしの4年間」になることでしょう。卒業生の活躍もあり、近年非常に大きな注目を集めている大学の一つです。
卒業者は、起業家、国連職員、JICAといった世界で活躍している方が多数います。
また、ライフネット生命創業者の出口治明さんが2018年1月から学長に就任したことで話題になりました。
APUは総合型選抜(旧AO入試)の募集枠が非常に多いことも特徴の一つです。
APUは、一般的な大学とは違って二つの学部しかありません。APS(アジア太平洋学部)とAPM(国際経営学部)の二学部で、立命館大学で例えるならば、APSは国際関係学部と少し似ていてそこからさらにアジア圏に特化した学部と言えます。また、APMは経営学部国際経営学科と似ていると言えます。
学部は分かれていますが、両方で共通のカリキュラムを受講することができます。学ぶことのできる範囲が広く、志望理由が曖昧になってしまう受験生も多ため、その学部で勉強できることは何かをよく知っておく必要があります。
APUの総合型選抜(旧AO入試)は、世界を変える人材育成入試、総合評価入試・活動実績アピール入試・海外就学経験者(帰国生)入試(旧帰国生徒入試)、国際バカロレア入試(2021年度より新設)があります。9~12月にかけて二〜三回行われるため、その分チャンスは多いと言えます。
試験は書類審査や小論文、面接などといったオーソドックスな総合型選抜(旧AO入試)の試験形式をとっています。また、併願可能なため、出願資格を満たしているのであれば併願受験がおすすめです。
また、APUを総合型選抜(旧AO入試)で受験するためには、APUのことを深く知らねばなりません。そこで、おすすめの本を紹介しておきます。混ぜる教育という本ですが、これは、APUの理念などが深く書いてある素晴らしい本です。志望理由書を書くときや、面接に おいても、ここからの知識を用いることができます。APUのことを知り、心の底から志望するためにも、この本を読んでからAPUの総合型選抜(旧AO入試)を受験してみてください。
APUの総合型選抜(旧AO入試)は、APS(アジア太平洋学部)とAPM(国際経営学部)の両方で行われています。
※募集要項やスケジュールなどは公式サイトで確認しましょう。
https://www.apumate.net/admissions_guide/examination/
それぞれの募集人員は下記の通りです。
・APS
世界を変える人材育成:10名(秋季:4名)
総合評価:45名
活動実績アピール:60名(秋季:6名)
海外就学経験者(帰国生):20名(秋季:10名)
国際バカロレア(IB):若干名(秋季:若干名)
・APM
世界を変える人材育成:10名(秋季:2名)
総合評価:25名
活動実績アピール:35名(秋季:4名)
海外就学経験者(帰国生):10名(秋季:4名)
国際バカロレア(IB):若干名(秋季:若干名)
出願期間:2021年9月1日(水)13時〜9月14日(火)17時
第1次選考:2021年10月3日(日)
第1次選考結果通知日:2021年10月15日(金)
第2次選考:2021年10月23日(土)または10月24日(日)
試験地:オンライン
合格発表:2021年11月2日(火)
出願期間:2021年10月27日(水)13時〜11月9日(火)17時
第1次選考:2021年11月28日(日)
第1次選考結果通知日:2021年12月10日(金)
第2次選考:2021年12月18日(土)または12月19日(日)
試験地:オンライン
合格発表:2022年1月11日(火)
出願期間:2021年9月1日(水)13時〜9月14日(火)17時
第1次選考:2021年10月2日(土)
第1次選考結果通知日:2021年10月15日(金)
第2次選考:2021年10月23日(土)または10月24日(日)
試験地:オンライン
合格発表:2021年11月2日(火)
出願期間:2021年10月27日(水)13時〜11月9日(火)17時
第1次選考:2021年11月27日(土)
第1次選考結果通知日:2021年12月10日(金)
第2次選考:2021年12月18日(土)または12月19日(日)
試験地:オンライン
合格発表:2022年1月11日(火)
出願期間:2021年9月1日(水)13時〜9月14日(火)17時
第1次選考結果通知日:2021年10月1日(金)
第2次選考:2021年10月9日(土)または10月10日(日)
試験地:オンライン
合格発表:2021年11月1日(月)
出願期間:2021年10月20日(水)13時〜11月2日(火)17時
第1次選考結果通知日:2021年11月12日(金)
第2次選考:2021年11月20日(土)または11月21日(日)
試験地:オンライン
合格発表:2021年11月30日(火)
出願期間:2021年12月1日(水)13時〜12月14日(火)17時
第1次選考結果通知日:2022年1月14日(金)
第2次選考:2022年1月22日(土)
試験地:オンライン
合格発表:2022年2月1日(火)
出願期間:2021年9月1日(水)~9月14日(火)
第1次選考結果通知日:2021年10月15日(金)
第2次選考:2021年10月20日(水)〜10月22日(金)
合格発表:2021年11月2日(火)
出願期間:2021年11月10日(水)~11月24日(水)
第1次選考結果通知日:2021年12月10日(金)
第2次選考:2021年12月15日(水)〜12月17日(金)
合格発表:2022年1月11日(火)
出願期間:2021年12月1日(水)~12月14日(火)
第1次選考結果通知日:2022年1月14日(金)
第2次選考:2022年1月19日(水)〜1月21日(金)
合格発表:2022年2月1日(火)
出願期間:2021年10月20日(水)~11月2日(火)
第1次選考結果通知日:2021年11月19日(金)
第2次選考:2021年11月24日(水)〜11月26日(金)
合格発表:2021年12月7日(火)
出願期間:2021年11月10日(水)~11月24日(水)
第1次選考結果通知日:2021年12月10日(金)
第2次選考:2021年12月15日(水)〜12月17日(金)
合格発表:2022年1月11日(火)
出願期間:2022年5月11日(水)~5月24日(火)
第1次選考:2022年6月18日(土)
第1次選考結果通知日:2022年7月1日(金)
第2次選考:2022年7月9日(土)または7月10日(日)
試験地:オンライン
合格発表:2022年7月19日(火)
出願期間:2021年11月10日(水)~11月24日(水)
第1次選考結果通知日:2021年12月10日(金)
第2次選考:2021年12月18日(土)または12月19日(日)
試験地:オンライン
合格発表:2022年1月11日(火)
出願期間:2022年3月9日(水)~3月22日(火)
第1次選考結果通知日:2022年4月15日(金)
第2次選考:2022年4月23日(土)
試験地:オンライン
合格発表:2022年5月10日(火)
出願期間:2022年5月25日(水)~6月7日(火)
第1次選考結果通知日:2022年7月1日(金)
第2次選考:2022年7月9日(土)または7月10日(日)
試験地:オンライン
合格発表:2022年7月19日(火)
出願期間:2021年12月1日(水)~12月14日(火)
第1次選考結果通知日:2022年1月14日(金)
第2次選考:2022年1月19日(水)〜1月21日(金)
合格発表:2022年2月1日(火)
出願期間:2022年2月9日(水)~2月22日(火)
第1次選考結果通知日:2022年3月18日(金)
第2次選考:2022年3月23日(水)〜3月25日(金)
合格発表:2022年4月5日(火)
出願期間:2022年4月6日(水)~4月19日(火)
第1次選考結果通知日:2022年5月13日(金)
第2次選考:2022年5月18日(水)〜5月20日(金)
合格発表:2022年5月31日(火)
出願期間:2022年3月9日(水)~3月22日(火)
第1次選考結果通知日:2022年4月15日(金)
第2次選考:2022年4月20日(水)〜4月22日(金)
合格発表:2022年5月10日(火)
aoiでは、APUの総合型選抜(旧AO入試)合格に必要な出願書類の作成、小論文・語学力・面接のサポートをはじめ、APU生や受験生同士でのワークショップや、APU志望の受験生なら必ず読むべき本の紹介を行なっています。
APUの総合型選抜(旧AO入試)に合格するには、「合格する要因」を積み上げ、の可能性を1%でもあげることが大切です。
では、ここからは入試ごとに対策を述べていきます。
APUの公式ホームページでは、アドミッションポリシーについて下記のように述べられています。
立命館アジア太平洋大学の学生(APU)は、在学中授業のみならず全ての学びの機会を活かして、卒業後に世界に寄与するための知識、スキル、態度を身につけることが望まれます。また、各学生がAPUでの積極的な交流を基に大学コミュニティ構成員全体の学びに対して貢献することが要求される。
このような学びを行うために、APUに入学する学部学生は、以下を有する必要がある。
【学部共通】
1. 知識・技能
・ 大学での学習に必要な基本的知識
・ 大学での学習を遂行するために必要な英語または日本語の能力
2. 思考力・判断力・表現力
・ 主体的に課題を発見し問題解決に取り組むためのクリティカル・シンキングと分析力、創造力
・ 情報を正確に読み解く力、自分の考えを的確に表現し論理的に説明する力や数的思考力
3. 主体性・多様性・協働性
・ 目標に向かう行動力、やり抜く力
・ 他者との相互理解に基づき他者を巻き込みつつ、他者に貢献する態度
・ 多文化教育環境を十分に活用し「多文化協働学修」に参画する意欲
【アジア太平洋学部】
1. アジア太平洋地域を中心にグローバルな社会における「環境・開発」「観光学」「国際関係」「文化・社会・メディア」についての興味・関心
2. 多くの情報を統合し、多角的に物事を考え、それをまとめあげる力
【国際経営学部】
1. グローバル経営についての興味・関心
2. 社会的責任を理解し、世界市民としてアジア太平洋地域を中心に世界の発展に貢献する意欲
APU公式ホームページによると、出願資格は下記の通りです。
次の(1)と(2)の両方に該当する者
(1) 出願学部への入学を希望し、合格した場合には入学する意思を持つ者
(2) 次のいずれかに該当する者
① 高等学校(中等教育学校を含む。以下同じ。)を卒業した者、または 2022 年3月 31 日までに卒業見込みの者
② 特別支援学校の高等部、および高等専門学校の 3 年次を修了した者、または 2022 年3月 31 日までに修了見込みの者
③ 外国の大学入学資格である国際バカロレア、アビトゥア、バカロレア、GCEA レベルを保有する者、または2022 年3月 31 日までに取得見込みの者
④ 国際的な評価団体(WASC、CIS、ACSI)の認定を受けた教育施設の 12 年の課程を修了した者、または 2022年3月 31 日までに修了見込みの者
⑤ 学校教育法施行規則第 150 条の規定により、高等学校を卒業した者と同等以上の学力があると認められる者、または 2022 年3月 31 日までにこれに該当する見込みの者
第 1 次選考は出願書類と筆記試験による審査です。
第1次選考の対面式筆記試験は、「自宅に届いた探究型課題を回答する課題論文試験」へと変更されました。
書類選考は志望学部への興味や関心、入学後の学修等に対する意欲や熱意、記述の論理性や説得力などが評価のポイントです。
筆記試験は着眼点や読解力、発想力、論理性などを踏まえた探究的な物の見方や考え方の基礎的素養が問われます。
筆記試験は120分です。
第 2 次選考は個人面接で約 15 分行われます。
APU の多文化教育や生活環境、リソースを積極的に活用し、学び成長することができるかや、探究的な物の見方や考え方などが評価のポイントです。
趣旨にもあるように、自分なりの「問い」を立て、自分なりの「方法」で、自分なりの「答え(最適解)」を見つける力(探究型の資質や能力)が必要になります。
興味関心や熱意などを論理的に、説得力のある記述ができるようにしましょう。
APU公式ホームページによると、出願資格は下記の通りです。
次の(1)と(2)の両方に該当する者
(1) 出願学部への入学を希望し、合格した場合には入学する意思を持つ者
(2) 次のいずれかに該当する者
① 高等学校(中等教育学校を含む。以下同じ。)を卒業した者、または 2022 年3月 31 日までに卒業見込みの者
② 特別支援学校の高等部、および高等専門学校の 3 年次を修了した者、または 2022 年3月 31 日までに修了見込みの者
③ 外国の大学入学資格である国際バカロレア、アビトゥア、バカロレア、GCEA レベルを保有する者、または2022 年3月 31 日までに取得見込みの者
④ 国際的な評価団体(WASC、CIS、ACSI)の認定を受けた教育施設の 12 年の課程を修了した者、または 2022年3月 31 日までに修了見込みの者
⑤ 学校教育法施行規則第 150 条の規定により、高等学校を卒業した者と同等以上の学力があると認められる者、または 2022 年3月 31 日までにこれに該当する見込みの者
一次選考は出願書類と筆記試験(小論文)を審査します。
第1次選考の対面式筆記試験は、「自宅に届いた課題を回答する課題論文試験」へと変更されました。
小論文試験は、様々な社会問題に関する評論、記事、エッセイなどが課題文として出題され、それを読み設問に答える形で行われます。
設問の例を挙げると、「本文の内容を要約しなさい。(200字以内)」「文中下線部に関して、なぜ筆者はそのように考えているのであろうか。筆者がそう考える理由について、その社会的背景を踏まえた具体的事例を挙げて論じなさい。(1000字以内)」などです。
試験時間は90分で、記述量は1200字です。
二次選考では15分程度の個人面接が行われます。入学後の学生生活への意欲や、的確に応答できるかどうかなどがポイントとなります。
2018年度の倍率をまとめました。
APSでは、志願者数435名のうち合格者数は76名で、倍率は5.7倍でした。
APMでは、志願者数196名のうち合格者数は56名で、倍率は3.5倍でした。
総合型選抜のなかで募集人数は最も多いですが、倍率も最も高いです。
総合評価入試で大切なのは、なぜAPUで学びたいのかを一貫性を持ってアピールしていくことです。
また、小論文試験では正確かつ素早い課題文の内容把握が必要であり、そのためには小論文レベルを高くしておかなければなりません。「論理とは何か」というところから深く考え、確固たる実力をつけておきましょう。
小論文の出題例が「入試要項」や「受験生サイトAPUmate」に掲載されてるので、こちらもチェックしておきましょう。
活動実績アピー入試は、その名称から「輝かしい実績はないし合格できないから諦めよう」と思う受験生も多いです。したがって、倍率も総合評価方式に比べると格段に低くなります。しかし、「APUが求める基準までどのようにして実力を伸ばすか」「自分の活動歴を出願書類にどう落とし込むか」を理解したうえで戦略を立てれば、合格の可能性は十分にあると言えます。
APU公式ホームページによると、出願資格は下記の通りです。次の(1)・(2)の両方に該当し、かつ(3)・(4)のいずれかに該当する者。また、英語基準出願者は(5)も満たすこと。
(1)出願学部への入学を希望し、合格した場合には入学する意思を持つ者
(2) 次のいずれかに該当する者
① 高等学校(中等教育学校を含む。以下同じ。)を 2020 年4月 1 日以降に卒業した者、または 2022 年3月 31 日
までに卒業見込みの者
② 特別支援学校の高等部、および高等専門学校の3年次を 2020 年4月 1 日以降に修了した者、または 2022年3
月 31 日までに修了見込みの者
③ 外国の大学入学資格である国際バカロレア、アビトゥア、バカロレア、GCEA レベルを 2019 年4月 1 日以降
に保有した者、または 2022 年3月 31 日までに取得見込みの者
④ 国際的な評価団体(WASC、CIS、ACSI)の認定を受けた教育施設の 12 年の課程を 2020 年4月 1 日以降に
修了した者、または 2022 年3月 31 日までに修了見込みの者
⑤ 学校教育法施行規則第 150 条の規定により、高等学校を卒業した者と同等以上の学力があると 2020 年4月 1
日以降に認められた者、または 2022 年3月 31 日までにこれに該当する見込みの者
(3) カテゴリー A (英語能力・留学経験 アピール)
次の①~③のいずれかに該当する者。
① 英語能力に関して、次の基準を満たす者。
TOEFL iBT :42
IELTS(Academic Module):4.0
TOEIC (L&R/S&W):1150
実用英語技能検定:2級
TEAP :225
TEAP CBT :420
GTEC :960
ケンブリッジ英検:140
PTE Academic:38
② International Baccalaureate (IB) のディプロマを英語で取得もしくは取得見込みの者。
③ 外国における高等学校に相当する課程で、正規の教育制度に基づき通算3カ月以上の教育を受けた者。※文部科学大臣認定等在外教育施設での修学は対象外です。
(4) カテゴリーB (言語・学芸・社会活動・スポーツ等 アピール)
中学卒業後から出願時までの諸活動において優れた実績を持つ者で、高等学校の全体の学習成績の状況(評定平均値)が5段階で3.5以上の者。
※アピールできる諸活動は最大3件までとし、2017年4月2日以降のものに限ります。
(5)【英語基準出願者のみ】英語能力に関して、次の①~③のいずれかに該当する者。
① 英語能力に関して、次の基準を満たす者。
TOEFL iBT :75
IELTS(Academic Module):6.0
TOEIC (L&R/S&W):1600
実用英語技能検定:準1級
TEAP :318
TEAP CBT :630
GTEC :1215
ケンブリッジ英検:169
PTE Academic:50
② International Baccalaureate (IB) のディプロマを英語で取得もしくは取得見込みの者。
③ 日本の中学校と高等学校の課程に相当する期間に受けた教育の原則全科目(言語教育科目を除く)を英語で
受講した者や英語を母語とする者など十分な英語力を有していると本学が認めた者。
一次選考は出願書類による審査となります。志望理由書では志望学部への興味・関心や入学後の学修等に対する意欲・熱意、また記述の論理性や説得力など、活動実績報告書では言語能力や、コンクール・大会等での活動成果、海外での学習成果など、ショートエッセイでは教科学修以外の経験などがポイントとなります。
二次選考では出願書類に関する質疑応答を中心とした面接が行われます。入学後の学生生活への意欲や、的確に応答できるかどうかなどがポイントとなります。
2018年度の倍率をまとめました。
APSでは、志願者数336名のうち合格者数は125名で、倍率は2.6倍でした。
APMでは、志願者数128名のうち合格者数は64名で、倍率は2.0倍でした。
留学経験や英語のスコアは重要な加点となりますが、直接合格に結びつく訳ではなく、TOEFL iBT 42点,英検2級に満たない資格でも他の実績と合わせてアピールすれば合格することもあります。とにかく、出願書類の質に徹底的にこだわることが大切です。生徒会活動やコンテストでの入賞歴、各種スポーツの大会への出場経験・結果(都道府県大会以上)、簿記などの資格等も活動実績として提出可能です。入試要項に例として挙げられていない活動実績でも、客観的に評価できるものであれば評価されるため、珍しいものでは公文式の高校基礎課程テストも使うことができます。
面接は、覚えてきた内容を発表するだけでは意味がありません。普段から社会現象や国際問題に関心を持っておきましょう。
小論文がなく、出願書類と面接で合否が決まるシンプルな試験です。他方式との併願も可能なためぜひチャレンジしてください。
海外での学修・生活経験や、その後の日本での学修活動などを総合的に評価する入試方式です。言語や文化の異な
る国・地域での体験を活かして、将来活躍したいという思いを持つ人は、積極的にチャレンジしてください。
英語基準での出願者は出願書類をすべて英語で作成しなければならないため、計画的に取り組みましょう。
総合評価方式、活動実績アピール方式と併願し、合格の可能性を少しでも上げる対策をしましょう。
APU公式ホームページによると、出願資格は下記の通りです。
(1) 出願学部への入学を希望し、合格した場合には入学する意思を持つ者
(2) 次のいずれかに該当する者。
① 高等学校(中等教育学校を含む。以下同じ。)を2019年4月1日以降に卒業した者、または2022年3月31日までに卒業見込みの者
② 特別支援学校の高等部、および高等専門学校の3年次を2019年4月1日以降に修了した者、または2022年3月31日までに修了見込みの者
③ 外国の大学入学資格である国際バカロレア、アビトゥア、バカロレア、GCEAレベルを2019年4月1日以降に保有した者、または2022年3月31日までに取得見込みの者
④ 国際的な評価団体(WASC、CIS、ACSI)の認定を受けた教育施設の12年の課程を2019年4月1日以降に修了した者、または2022年3月31日までに修了見込みの者
⑤ 学校教育法施行規則第 150 条の規定により、高等学校を卒業した者と同等以上の学力があると 2019 年4月1日以降に認められた者、または 2022 年3月 31 日までにこれに該当する見込みの者
(3) 外国において、正規の教育制度に基づく中学校・高等学校(Grade 7以上。文部科学大臣認定等在外教育施設を含む。)にあたる課程で、通算2年以上の教育を受けた(または2022年3月31日までに受ける見込みの)者。
(4) 英語能力に関して、下記①~③のいずれかに該当する者。
① TOEFL iBT® Test 75点相当以上のスコアを持つ者。
「TOEFL iBT® Test 75点」に相当すると認めているスコアや資格は以下のとおりです。
TOEFL iBT :75
IELTS(Academic Module):6.0
TOEIC (L&R/S&W):1600
実用英語技能検定:準1級
TEAP :318
TEAP CBT :630
GTEC :1215
ケンブリッジ英検:169
PTE Academic:50
② International Baccalaureate(IB)のディプロマを英語で取得もしくは取得見込みの者。
③ 日本の中学校と高等学校の課程に相当する期間に受けた教育の原則全科目(言語教育科目を除く)を英語で受講した者や英語を母語とする者など十分な英語力を有していると本学が認めた者。
一次選考は出願書類による審査となります。志望理由書では志望学部への興味・関心や入学後の学修等に対する意欲・熱意、また記述の論理性や説得力など、言語能力や、海外での学習成果など、ショートエッセイでは教科学修以外の経験などがポイントとなります。
二次選考では出願書類に関する質疑応答を中心としたオンライン面接が行われます。入学後の学生生活への意欲や、的確に応答できるかどうかなどがポイントとなります。
2018年度の英語基準AO方式の倍率をまとめました。
APSでは、志願者数37名のうち合格者数は21名で、倍率は1.7倍でした。
APMでは、志願者数19名のうち合格者数は8名で、倍率は2.3倍でした。
まず出願資格を満たすために計画的に対策することが大切です。出願資格を満たしている方は、他方式の出願も検討してみましょう。英語基準AO方式の出願資格を満たしているのであれば、他の二つの方式でも有利に働くはずです。
また、出願書類(特に志望理由書)が最も大きな山場となるため、作成には時間をかけ、完璧な状態で出願することを目標にしましょう。
国際バカロレアのディプロマ(IB Diploma)の取得(または取得見込みの)者を対象とする、2021年度より新設された入試方式です。
次の(1)と(2)、(3)の全てに該当する者。
(1) 出願する学部への入学を希望し、合格した場合には入学する意思を持つ者
(2) 国際バカロレア資格を取得した者または 2022 年 3 月 31 日までに取得する見込みの者
(3) 英語能力に関して下記の①から③のいずれかに該当する者
① 国際バカロレア資格を英語で取得または取得見込みの者
② 出願する入学基準言語に応じて、次の基準を満たす者
TOEFL iBT :75(日本語基準:42)
IELTS(Academic Module):6.0(日本語基準:4.0)
TOEIC (L&R/S&W):1600(日本語基準:1150)
実用英語技能検定:準1級(日本語基準:2級)
TEAP :318(日本語基準:225)
TEAP CBT :630(日本語基準:420)
GTEC :1215(日本語基準:960)
ケンブリッジ英検:169(日本語基準:140)
PTE Academic:50(日本語基準:38)
③ 日本の中学校と高等学校の課程に相当する期間に受けた教育の原則全科目(言語教育科目を除く。)を英語で受講した者や英語を母語とする者など、十分な英語力を有していることを認められた者
選抜方法は出願書類による審査と面接です。
「志望理由書」は、出願の際に選択する基準言語で作成する必要があります。
志望学部への興味や関心、入学後の学修等に対する意欲や熱意、記述の論理性や説得力などを評価されます。
また、国際バカロレア資格取得のための「課題論文(EE: Extended Essay)」の内容も評価の対象となります。
オンライン面接では、出願書類に基づいた質疑応答が行われます。
さらに、志望理由書の書き方とかも知りたい方は、「自分だけの物語で逆転合格する AO・推薦入試 志望理由書&面接」や「何を書けばいいかわからない人のための 小論文のオキテ55」という本もおすすめなので、ぜひこの本も読んで、本番に備えてみてください。
無理な勧誘などは致しません。
お気軽にご予約ください。