学習院女子大学は、東京都新宿区に本部を置く私立女子大学です。1847年に当時の天皇によって設けられた「学習所」が起源の由緒ある大学です。
今回は、そんな学習院女子大学の総合型選抜(旧AO入試)について、出願に必要な資格やよくある質問まで詳しくご紹介いたします。
学習院女子大学英語コミュニケーション学科の特徴
まずは、学習院女子大学で総合型選抜(旧AO入試)を唯一実施している英語コミュニケーション学科の特徴について紹介していきます。
少人数教育で徹底的な英語指導が受けられる
基本的に、英語の授業は、1クラス約15名程度の小規模で少人数教育を行っています。少人数教育のメリットを活かし、実践的な英語力を身につけることができます。
2年次に半年間の留学経験が出来る
英語コミュニケーション学科の学生は、全員が2年次にカナダの協定校であるレスブリッジ大学へ約半年間の留学に参加することができます。留学先で英語の授業やボランティア活動などの体験をすることで、英語力をさらに向上させることが可能です。
英語オンリーのディスカッション中心のゼミがある
英語コミュニケーション学科の専門演習科目群では、英語による各専門分野に関するよりハイレベルな知識とスキルを習得することができます。少人数でのゼミ形式で、ディスカッション・ディベートを中心にした積極的な学びの場となっています。
学習院女子大学の総合型選抜(旧AO入試)とは?
学習院女子大学で総合型選抜(旧AO入試)を行っているのは英語コミュニケーション学科のみです。その他の入試制度は以下の通りです。
推薦入学試験B(公募制)
AO入学試験
海外帰国生徒入学試験
社会人入学試験
編入学試験(3年次)
学習院女子大学総合型選抜(旧AO入試)の日程は?
出願期間:10月5日(金)~11日(木)
試験日:10月20日(土)
合格発表日:10月26日(金)
入学手続期間:10月29日(月)~11月1日(木)
会場:学習院女子大学
学習院女子大学総合型選抜(旧AO入試)のアドミッション・ポリシー(入学者受入方針)
英語コミュニケーション学科では、所定の教育課程を履修して、ディプロマ・ポリシー(学位授与方針)に示す能力を身に着け、卒業に必要な単位を修得した者に「学士(英語コミュニケーション)」の学位を授与しています。
英語コミュニケーション学科では、英語の「4技能」(聞く・話す・読む・書く)をバランスよく向上させ、アカデミック・レベルの諸能力を育成しています。
英語コミュニケーション学科は初年次教育が充実しており、大学4年間の学習の動機づけを行い、基礎能力を育成し、問題発見や解決能力を身に着けさせて、自分の考えを伝える表現力を養うことなどを目的とし、基礎演習科目、英語演習基礎科目、国際関係基礎科目、地域文化系基礎科目を開講し、初年次教育の充実を図っています。
2年次には海外で講義などを英語で受講する「カナダ研修(6か月間)」を実施しており、3・4年時には英語演習専門科目群、専門演習科目群、専門演習科目群特殊演習、他学科の「地域文化」「国際関係」科目などを履修し、4年次には卒業論文・卒業研究などに取り組むことで外国文化や国際情勢などの知識を培い、国際社会で活躍できるスキルを身に着けます。
英語コミュニケーション学科の総合型選抜(旧AO入試)では、小論文と面接を実施します。この試験においては、受験生の学習意欲や志望動機なども重視されます。
さらに、志望理由書の書き方など、総合型選抜(旧AO入試)・推薦入試のことを知りたい方は、「
自分だけの物語で逆転合格する AO・推薦入試 志望理由書&面接」という本もおすすめなので、ぜひこの本も読んで、本番に備えてみてください。
AO入学試験の応募概要
募集人員
学科:英語コミュニケーション学科
募集年次:1年次(2019年4月入学)
募集人員:若干名
出願資格
英語コミュニケーション学科の総合型選抜(旧AO入試)に出願できるのは、日本国籍を有している、もしくは日本に永住する外国人で、次の条件を満たしている女子です。
1. 以下の項目のうち、いずれかの一つを満たす者
(A)高等学校もしくは中等教育学校を2019年3月31日までに卒業見込みの者および卒業してから2年以内の者
(B)高等学校卒業程度認定試験に合格した者および2019年3月31日までに合格見込みの者
2. 以下の項目のうち、いずれか一つを満たす者
(1)TOEIC L&R 680点以上
(2)TOEFL iBT 61点(PBT500点)以上
(3)IELTS 5.5以上原則
※2年以内のスコアとする。
出願書類
・ 入学試験志願票・志願者写真票・受験票
・ 志望理由書
・ 出願資格が「TOEIC L&R 680点以上」の方は調査書
・ 出願資格が「TOEFL IBT61点(PBT500点)以上の方は文部科学省が発行する合格成績証明書または成績の記載された合格見込み成績証明書
・ 出願資格②を証明するいずれかの書類(コピーOK)
総合型選抜(旧AO入試)の試験内容
小論文(英語・日本語)
面接(英語・日本語)
学習院女子大学総合型選抜(旧AO入試)の倍率は?
平成30年度の学習院女子大学の総合型選抜(旧AO入試)の倍率を紹介していきます。
志願者:17名
受験者:15名
合格者:13名
入学者:10名
倍率:1.2倍
学習院女子大学の推薦入試
学習院女子大学の推薦入試は、指定校制の「推薦入試A」と公募制の「推薦入試B」に分かれています。
ここからは、その推薦入試について紹介していきます。
推薦入試の募集人員
推薦入試A(指定校制)
日本文化学科:40名
国際コミュニケーション学科:50名
英語コミュニケーション学科:5名
推薦入試B(公募制)
日本文化学科:10名
国際コミュニケーション学科:10名
推薦入試での募集人数の合計
日本文化学科:140名
国際コミュニケーション学科:170名
英語コミュニケーション学科:45名
学習院女子大学の推薦入試の試験日程
推薦入試A(指定校制)
出願期間:2018年11月1日(木)~5日(月)
試験内容:書類選考
合格発表日:2018年11月16日(金)
入学手続:2018年11月22日(木)
推薦入試B(公募制)
出願期間:2018年11月1日(木)~5日(月)
試験日:2018年11月10日(土)
試験科目:小論文・面接
試験会場:学習院女子大学キャンパス
合格発表日:2018年11月16日(金)
入学手続:2018年11月22日(木)
出願資格
推薦入試A(指定校制)
各校に個別にお知らせがあります。
推薦入試B(公募制)
2018年4月から2019年3月までに高等学校もしくは中等教育学校を卒業または卒業見込みで、全体の評定平均値4.0以上、かつ学習院女子大学を第一志望として学校長の推薦を受けることのできる女子。
学習院女子大学推薦入試の倍率は?
推薦入試A(指定校制)
日本文化:1.0倍
国際コミュニケーション学科:1.0倍
英語コミュニケーション:1.0倍
合計:1.0倍
推薦入試B(公募制)
日本文化:1.2倍
国際コミュニケーション:1.7倍
合計:1.5倍
学習院女子大学の偏差値は?
学習院女子大学の偏差値は58~61となっています。
日本文化学科:58
国際コミュニケーション学科:61
英語コミュニケーション学科:61
学習院女子大学のよくある質問
最後に、学習院女子大学の入試を受けるにあたってよく寄せられる質問とその回答をまとめました。
英語による面接はありますか?
英語による面接の有無は、各学科の選考内容によって異なります。
各学科の選考内容を公式ページで確認しましょう。
願書・過去問題はどこで入手できますか?
願書などの所定のフォーマットはすべて公式サイトからダウンロードすることが可能です。また、過去問題も公式ホームページから確認することができます。