作成日: 2018年1月24日 最終更新日:

大手前大学の総合型選抜(旧AO入試)対策

大手前大学の総合型選抜(旧AO入試)とは?

大手前大学の総合型選抜(旧AO入試)には、「特別総合型選抜(旧AO入試)」「ベーシック型総合型選抜(旧AO入試)」、そして「授業体験型総合型選抜(旧AO入試)」の3種類があります。 さらに、「特別総合型選抜(旧AO入試)」には英語総合型選抜(旧AO入試)、メディア・芸術学部(建築・インテリア)専攻総合型選抜(旧AO入試)、メディア芸術学部作品発表総合型選抜(旧AO入試)、特技総合型選抜(旧AO入試)があります。

ベーシック型総合型選抜(旧AO入試)と特別総合型選抜(旧AO入試)の違いは?

まずは、ベーシック型総合型選抜(旧AO入試)と特別総合型選抜(旧AO入試)の違いについて紹介していきます。

ベーシック型総合型選抜(旧AO入試)の特徴

ベーシック型総合型選抜(旧AO入試)は学科試験がなく、エントリーシート、課題、面談において入学後の学習及び課外活動などへの意思・意欲を確認し、出願の可否を判定します。 全学部(総合文化学部、現代社会学部、メディア・芸術学部)が対象です。

特別総合型選抜(旧AO入試)の特徴

基本的にはベーシック型総合型選抜(旧AO入試)と同様ですが、特別総合型選抜(旧AO入試)は種類によって課題の内容や面談の方法、出願することができる学部が異なります。また、特に優秀な者は、入試特別奨学金の対象となっています。

ベーシック型総合型選抜(旧AO入試)・特別総合型選抜(旧AO入試)の出願資格

ベーシック型総合型選抜(旧AO入試)と特別総合型選抜(旧AO入試)の出願資格のうち、共通している要件があります。 以下、公式ホームページの情報を元にご紹介いたします。 次のいずれかに該当する者。 ① 高等学校もしくは中等教育学校を卒業後5年以内の者および2019年3月に卒業見込みの者 ② 文部科学大臣が高等学校の課程に担当するものとして、指定した在外教育施設の当該過程を修了した者および2019年3月に修了見込みの者。 ③ 文部科学大臣の行う高等学校卒業程度認定試験(旧:大学入学資格検定)に合格した者および2019年3月までに合格見込みの者。 ④ 本学において、個別の入学資格審査により高等学校を卒業したものと同等以上の学力があると認められた者で2019年3月31日までに18歳に達する者。

ベーシック型総合型選抜(旧AO入試)・特別総合型選抜(旧AO入試)の募集人員

現代社会学部:35名 総合文化学部:30名 メディア・芸術学部:27名

大手前大学ベーシック型総合型選抜(旧AO入試)の募集概要

ここからは、大手前大学公式ホームページより、ベーシック型総合型選抜(旧AO入試)の募集概要(募集人員、日程、選考内容など)の情報をご紹介いたします。

募集日程

ベーシック型総合型選抜(旧AO入試)のエントリー期間は合計4回あり、エントリーは1学部1回限りとなります。同期間においての複数学部へのエントリーは認められません。

第一次選考

【エントリー課題提出期間】 第一回:2018年8月1日(水)~17日(金) 第二回:2018年9月1日(土)~12日(水) 第三回:2018年11月12日(月)~26日(月) 第四回:2019年1月7日(月)~22日(火) 【課題】 ・ 現代社会学部 21世紀に入って、経済・社会・文化のグローバル化が一層進んできました。経済面では、多くの日本企業が海外に千三拠点を持つようになってきています。企業代表者をはじめ、社員も日本人だけではなく、海外出身者を多く採用するなど、国際化してきています。さらに、今日では農業もグローバル化してきており、多くの農作物は海外から輸入されており、その傾向は一層進むものと考えられます。このような傾向は日本にとってプラスの面は多くありますが、マイナスの面も考えられます。グローバル化が展開していく中、何か一つのテーマを取り上げて、日本にとってプラスの面とマイナスの面を述べて、自分としてはどのような形がよいか、意見を述べなさい。 ・ 総合文化学部 日本をよく知らない外国の人に日本の文化を伝えようとするときに、あなたはどのようなことを選びますか?伝えたいと思うことを具体的にあげ、それを選んだ理由、伝えたい内容、伝える方法、それを通じて最も相手に理解してもらいたいことを述べなさい。 ・ メディア・芸術学部 メディア・芸術学部にはデザイン・造形美術(絵画・染色工芸・空体造形・デザイン)、マンが制作、映像アニメーション、映画・演劇、建築・インテリア・メディアコミュニケーション・出版編集という7つの専攻プログラムがあります。これらの専攻プログラムの中で、特に興味を持ち学びたいと思う、専攻分野において、興味を持った理由と、現時点であなたの考えをできるだけ具体的に述べなさい。 【仕様】 用紙:市販の400字詰め原稿用紙(A4サイズ・縦書き) 枚数:4~5枚(自筆) 【面談通知】 エントリーシートと課題提出者に「面談日程通知書」が送付されます。 第一回:2018年8月31日(金) 第二回:2018年9月21日(金) 第三回:2018年12月7日(金) 第四回:2019年2月5日(火) 【面談】 大手前大学教員2名との面談(約30分)が行われます。 第一回:2018年9月8日(土) 第二回:2018年10月6日(土) 第三回:2018年12月16日(日) 第四回:2019年2月13日(水)

第二次選考

【出願】 出願時は、「出願認定書」と「調査書」が必要となります。 第一回:2018年9月14日(金)~7日(木) 第二回:2018年10月11日(木)~24日(水) 第三回:2018年1月7日(月)~18日(金) 第四回:2019年2月18日(月)~25日(月) 【合格発表日】 第一回:2018年10月9日(火) 第二回:2018年11月20日(火) 第三回:2018年2月6日(水) 第四回:2019年3月14日(木)

大手前大学特別総合型選抜(旧AO入試)の募集概要

大手前大学特別総合型選抜(旧AO入試)は、すべてベーシック型総合型選抜(旧AO入試)と同じ日程で実施されます。 ここでは、大手前大学公式ホームページより、総合型選抜(旧AO入試)種別にエントリー資格などの募集概要について解説していきます。

英語総合型選抜(旧AO入試)

英語総合型選抜(旧AO入試)は、英語で授業を行う科目を履修することで海外大学・大学院への留学・卒業を目指し、将来的に英語を使った職業に就職することを目標とする受験生のための総合型選抜(旧AO入試)です。

エントリー資格

エントリーができるのは、「入学後、大手前大学が指定する英語による科目群(LEO、GJS、GBS)を履修する者、英語を母語としない者」となっています。 ・ LEO:英語習熟度レベルに応じて、英語で学ぶ英語コミュニケーションプログラム。 ・ GJS:英語で日本学および一般教養科目を学び、自らの歴史的・文化的ルーツへの深い理解をもちながら、グローバルな視野をもった人材を養成するプログラム。 ・ GBS:英語でビジネスを学び、グローバルに活躍する人材を養成するプログラム。

英語総合型選抜(旧AO入試)の課題について

課題は、300語程度で英文の自己アピール文の作成です。仕様は「A4サイズの用紙にパソコンで作成」と定められています。

メディア・芸術学部 建築・インテリア専攻総合型選抜(旧AO入試)

メディア・芸術学部 建築・インテリア専攻では、一級建築士を目指す受験生の為に建築・インテリア専攻総合型選抜(旧AO入試)を実施しています。

エントリー資格

エントリーができるのは、「メディア・芸術学部を志望し、将来的に一級建築士を目指す者」となっています。

メディア・芸術学部 建築・インテリア専攻総合型選抜(旧AO入試)の課題について

メディア・芸術学部 建築・インテリア専攻総合型選抜(旧AO入試)の課題は、「あなたの身近にある『気になる建築や街』について論文を作成してください。」となっています。 【要領】 ① 「気になる」という言葉は例えば、「歴史的な建物」や「美しい景観」のように捉えても、「空き家」や「さびれた商店街」のように捉えても結構です。 ② 「なぜ気になるのか」を具体的に書いてください。 ③ 歴史、環境、建築材料、社会性について、できる限り幅広い調査を行ってください。また、必ず現地に行って、自分で観察してください。 ④ その建築や街を「より良くする提案」があれば、是非教えてください。 【仕様】 400字詰め原稿用紙(A4サイズ)に5枚以上

メディア・芸術学部 作品発表総合型選抜(旧AO入試)

メディア・芸術学部 作品発表総合型選抜(旧AO入試)は、エントリーシート・課題・面談に加えて、受験生の作品を評価する方式です。これまでに制作した自慢の作品や、作品写真などの資料を持参して面談の場でアピールできます。

エントリー資格

エントリーができるのは、「メディア・芸術学部を志望する者」となっています。

メディア・芸術学部 作品発表総合型選抜(旧AO入試)の課題について

課題は、「自作について」です。 今回の「作品発表総合型選抜(旧AO入試)」に提出する作品について思うところを述べる必要があります。なお、作品が複数の場合は代表作一点を選んでください。 【要領】 ① その作品が「どのような作品か」、その作品を知らない人にも分かるように説明すること。 ② 作品を制作するにあたって、自身が表現しようとしたことは何ですか?また政策において工夫や苦労した点について述べなさい。 ③ 今後、どのような作品を制作していきたいと思っていますか。現時点でのあなたの考えを述べなさい。 ①②について、現在作成途中の場合は、どのような作品にまとめあげるのか、今後の計画と表現したいテーマについて具体的に述べなさい。 【仕様】 市販の400字詰め原稿用紙(A4サイズ・縦書き)に自筆で4~5枚程度書くことが求められています。 【作品発表について】 面談で発表する作品発表のテーマは、デッサン、イラストレーション、水彩・油彩、絵画作品、立体、工芸、マンが、デザイン、CG、映像、アニメーション、ゲーム、写真、演劇公演などの表現作品であれば分野は問われません。

特技総合型選抜(旧AO入試)

特技総合型選抜(旧AO入試)は、高校卒業までに取り組んだ課外活動・資格取得などの特技・実績を重視する方式です。 課題はベーシック型総合型選抜(旧AO入試)と同じため、ここではエントリー資格のみご紹介しておきます。

エントリー資格

エントリーができるのは、「高校時代にスポーツや文化活動で優秀な成績をおさめた者」「高度な資格を取得している者」となっています。

大手前大学授業体験型総合型選抜(旧AO入試)の募集概要

最後に、授業体験型総合型選抜(旧AO入試)の募集概要についても大手前大学公式ホームページから解説していきます。

出願資格

出願できるのは、次のいずれかに該当し、大手前大学の「大学体験授業」を受講し、出願認定された人です。 ① 高等学校もしくは中等教育学校を2019年3月に卒業見込みの者 ② 文部科学大臣が高等学校の課程に相当するものとして、指定した在外教育施設の当該過程を修了した者および2019年3月に修了見込みの者

募集人員

現代社会学部:35名 総合文化学部:30名 メディア・芸術学部:27名

募集日程

授業体験型総合型選抜(旧AO入試)は、事前に合計2回実施される大学体験授業に1回は参加しておく必要があります。もちろん両方への参加も可能です。

第一次選考の日程

【大学体験授業】 第一回:2018年7月28日(土)・29日(日) 第二回:2018年8月18日(土)・19日(日) 【成績通知】 第一回:2018年8月9日(木) 第二回:2018年9月6日(木) 【エントリー期間】 第一回:2018年8月20日(月)~30日(木) 第二回:2018年9月8日(土)~14日(金) 【出願可否通知】 第一回:2018年9月6日(木) 第二回:2018年9月21日(金) [小見出し]第二次選考の日程 【出願】 第一回:2018年9月13日(木)~27日(木) 第二回:2018年10月1日(月)~9日(火) 【合格発表】 第一回:2018年10月9日(火) 第二回:2018年10月22日(月)