作成日: 2023年11月8日 最終更新日: 小論文対策
こんにちは!総合型選抜専門塾AOI編集部です!
小論文は、大学受験に合格をする上で非常に重要です。
そのため、こんなお悩みを持っている人も多いのではないでしょうか?
「小論文を解いたことがない」
「大学受験で小論文が必要」
「小論文の書き方、構成、例文が知りたい」
今回は、小論文初心者さんに向けて、小論文の書き方を専門家の視点で詳細の解説していきます。
一番詳細に記載されている記事かと思いますので、この記事をきちんと読んで理解すれば、あなたは必ず小論文の文字数を埋められるようになるでしょう。
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それでは、小論文の書き方や構成について見ていきましょう。
「小論文とは何か」をきちんと理解していない人は、以下の記事を必ず読みましょう。
関連記事:『小論文と作文の違いは?それぞれの重要ポイントを解説』
まず、前提として理解しなければいけない最も重要な要素を理解しましょう。
小論文において、最も重要な要素は「主張」です。
あなたがどのような主張をするのかは小論文の中心であり、最も採点者から見られるポイントとなります。
つまり、小論文はあなたの「主張」を以下に正しく論理的に伝えるのかが大事になるのです。
主張は明確かつ具体的でなければならず、読者に何を伝えたいのかを明示する必要があります。
では、どのような構成にすれば評価される小論文を書くことができるのでしょうか?
小論文は「序論」→「結論」→「本論」の順番で書くことがオススメです。
理由としては、この構成が一番「主張」を論理的にわかりやすく伝えられると言われているからです。
それでは、序論→結論→本論の順番で確認していきましょう。
序論とは、小論文の書き出し(書き始め)のことを指します。
序論では、あなたの主張と根拠を簡潔にまとめましょう。
これからあなたがどのような話を展開するのかをわかりやすく理解してもらうことが重要です。
関連記事:『小論文の書き出し(序論)は○○でOK!知るだけで得点UPする書き出し例3選』
本論は、序論で簡潔にまとめた主張を詳細に説明していく箇所となります。
ここでは、あなたの知識を用いながら、なぜ序論の主張をするに至ったのかを説明していきます。
具体例を用いて、客観的な意見にまとめることが重要です。
結論は論文のまとめであり、主張を強調し、読者に論文の重要なポイントを振り返らせる役割を果たします。
ここで、重要なことは今まで話していなかった関係のない他の話をあえてしないことです。
そのため、基本的には序論と似たような内容となります。
関連記事:『小論文の結論の書き方は?結論を書く際の4つの注意点と例文』
小論文を構築する際に、PREP法(Point, Reason, Example, Point)を使用することもオススメです。
PREP法は主張を明確に伝えるための手法で、次の要素から成り立っています。
- Point(ポイント): 主張や論文の中心的なメッセージを明示的に述べる。
- Reason(理由): その主張を支持する理由や根拠を提供する。
- Example(例): 理由を具体的な例や証拠を使って説明する。
- Point(ポイント): 最初に述べた主張を再度強調し、読者に印象づける。
PREP法を使うことで、論文の構造や論理的な流れを明確にし、読者に主張を分かりやすく伝えることができます。
AOIでは、日本一難しい小論文を実施する京都大学に突破して講師がカリキュラムを作り、合格できる小論文を教えています。
ここまでは、小論文の書き方や構成について触れてきました。
ここからは、実際に小論文を解くときの流れについて説明をします。
小論文を書く際の流れは以下の通りです。
(1)設問を読む
(2)意見を洗い出す
(3)意見を選択する
(4)構成を書く
(5)文章化
まずは、設問をしっかり読みましょう。
設問とは、小論文で答えなければいけない質問のことを指します。
この設問を正しく読めていなかったら聞かれていることに答えられていないことになりますので、しっかりと設問理解に努めましょう。
設問は小論文の指針を提供し、方向性を示してくれます。
設問を読んだら、聞かれていることに関する自分の意見や考えを洗い出します。
余白やメモ帳を使い、設問に関して考えられる主張をなるべく多くメモに取り、整理します。
これにより、論文の主題についての自分の考えを整理しやすくなります。
次に、洗い出した意見やアイデアから、最も適切で強力な主張を選択します。
主張を選択する際の基準は、以下となります。
1.設問で聞かれていることである。
2.文字数を満たすことができる。
3.客観的な知識を用いることができる。
4.受験学部とマッチしている。
5.筆者の意見と一致している。
この基準で自身の主張を明確にし、フォーカスを絞ります。
次に、論文の構成を計画します。
一般的に小論文は、序論、本論、結論の3つの要素から成り立っています。
そのため、選択した主張を以下のような形で序論、本論、結論に簡潔にまとめていきましょう。
序論:
本論:
結論:
最後に、計画した構成に基づいて小論文を文章化します。
序論、本論、結論について詳細かつ論理的な文章を書きましょう。
文章を書く際には、正しい日本語表現や誤字脱字に気をつけましょう。
関連記事:『小論文の原稿用紙の使い方を専門塾が解説!』
このような流れに従って小論文を書くことで、論理的で説得力のある小論文を書くことができます。
また、小論文の相談は、AOIの受験相談で無料することができます。
ここまで理解することができれば、ある程度小論文は書くことはできるでしょう。
ここからは、小論文を書く際に注意すべき3つの重要なポイントについて紹介します。
小論文を書く際、主張や意見を支持するために根拠が不可欠です。
読者にとって、なぜ特定の主張が正しいか、なぜ特定の立場を支持するべきかを理解させることが重要です。
根拠を提供する際には、以下のポイントに注意してください
- 引用と証拠
統計データ、研究結果、専門家の意見、実例など、信頼性のある情報源から引用や証拠を提供し、主張を裏付けます。
- 論理的な結びつき
主張と根拠の関連性を明確にし、読者に説得力を持たせるために論理的な結びつきを確保します。
- 透明性
根拠の出所を明示し、引用スタイルや参考文献リストを適切に記載して学術的な誠実性を保ちます。
7日間で合格する小論文小論文を書く際に、一貫性のある文章構造を維持することが重要です。
文章が一貫していると、読者は論文の流れを理解しやすくなります。以下のポイントに注意して一貫性を確保しましょう
- 段落構造
各パラグラフは一つのアイデアやトピックに焦点を当て、論理的な順序で配置します。
段落の開始と終了にトランジションを使用し、段落間のつながりを確保します。
- 文章構造
文章の流れは、序論から本論、結論へと導かれるように構築します。
論文の始まりと終わりに締めくくりがあり、読み手に明確な指示が与えられます。
小論文は読者に意見や主張を伝えるためのコミュニケーションツールであるため、文章がわかりやすいことが非常に重要です。
以下のポイントに注意して、わかりやすい文章を書きましょう。
- 簡潔な表現
冗長な表現や冗漫な文を避け、要点を明確かつ簡潔に伝える。
- 論理的な順序
アイデアや情報を論理的な順序で提示し、読者に情報の流れを理解させる。
これらのポイントを考慮して小論文を書くと、読者に効果的にコミュニケーションし、論文の品質を向上させることができます。
関連記事:『小論文は「です・ます」と「だ・である」のどちらで書くべき?「だ・である」を推奨する理由。』
AOIでは、プロ講師があなたの弱点を見つけ改善案を提案し合格レベルまでサポートします。
小論文はテーマによって、書き方が異なります。
以下では、2つの頻出テーマごとの小論文の書き方について説明します。
(1)意見対立型
(2)解決策提案型
(3)出題形式ごとの書き方
意見対立型の小論文とは、
「メリットデメリットを答えなさい。」
「どちらの方が行うべきか」
「賛成か反対かあなたの意見を教えてください。」
など、全く異なる意見のどちら側に賛成するかを選択して意見を主張する小論文です。
意見対立型の小論文では、特定のテーマについて異なる意見や立場が存在し、それらの対立点を分析し、自身の立場や主張を示す必要があります。
書き方のポイントは以下の通りです。
1. 序論
- テーマを導入し、その複雑性や重要性に触れる。
- 異なる意見や立場が存在することを紹介し、議論の背景を説明する。
2. 立場の明示
- 自身の立場や主張を明確に述べる。これは論文の主張となります。
- 自身の立場が他の意見とどのように異なるかを示す。
3. 対立意見の紹介
- 異なる意見や立場を客観的に紹介し、その根拠や論理を理解しやすく説明する。
4. 論拠と証拠
- 自身の立場を支持するための論拠や証拠を提供し、他の意見に対する反論を展開する。
5. 結論
- 自身の立場を強調し、対立意見に対する説得力のある反論を締めくくる。
解決策提案型の小論文とは、
「地球温暖化の解決策を述べなさい」
「貧困問題の解決策」
「教育格差に何をすべきか」
など、特定の問題に対する解決策をを主張する小論文です。
解決策提案型の小論文では、特定の問題に対する解決策や提案を提示し、その根拠を説明する必要があります。
書き方のポイントは以下の通りです。
1. 序論
- 問題や課題を導入し、その重要性を説明する。
- 提案される解決策の概要を紹介する。
2. 問題の明示
- 問題の性質や背後にある原因を明確に説明する。
3. 解決策の提案
- 解決策や提案を詳細に説明し、なぜそれが効果的で適切かを示す。
- 解決策の実施可能性や実用性についても言及する。
4. 論拠と証拠
- 解決策の根拠となる情報やデータを提供し、その信頼性を示す。
- 類似の解決策と比較し、提案が他の選択肢に優れている理由を説明する。
5. 結論
- 提案された解決策の重要性と優れた点を強調し、読者を説得する。
このように、意見対立型と解決策提案型の小論文は、それぞれ異なるアプローチと書き方が必要です。
選択したテーマに応じて、適切なアプローチを採用し、情報を明確かつ説得力を持って伝えることが重要です。
出題形式/学部ごとの書き方に関しては、以下の詳細の記事を参考にしてください。
出願形式
『グラフ・資料読み取り型の小論文』
『小論文の要約』
『課題文型小論文』
『講義型小論文』
学部別対策方法
『経済学部の小論文の対策方法を知る!』
『法学部の小論文の対策方法を知る!』
『心理学部の小論文の対策方法を知る!』
『工学部の小論文の対策方法を知る!』
『経営学部の小論文の対策方法を知る!』
『外国語学部の小論文の対策方法を知る!』
『教育学部の小論文の対策方法を知る!』
『文学部の小論文の対策方法を知る!』
『理工学部の小論文の対策方法を知る!』
『看護学部の小論文の対策方法を知る!』
『社会学部の小論文の対策方法を知る!』
『農学部の小論文の対策方法を知る!』
『情報学部の小論文の対策方法を知る!』
『観光学部の小論文の対策方法を知る!』
自分が志望している大学の記事を見てみてください!
志望学部がない場合は、LINEで連絡してくれれば記事を作成します!
頻出テーマに関して:『小論文頻出テーマ5選とその対策をわかりやすく紹介します』
小論文が書けない人は、例文を参考にするのがオススメです。
ここでは、実際にAOIで書かれた小論文を見ていきましょう。
設問:死刑制度は廃止すべきか
回答:私は、死刑は廃止すべきであると以下の2つの理由から考える。
1つ目は、死刑執行後に冤罪であったことが判明した場合、取り返しがつかないからである。特に、日本の刑事事件の有罪率は99.98%と、他の先進国の5割程度と比較して突出して高い。そのため、誤判やそれに起因する冤罪の数もこれらの国に比べて多いことが推察される。よって冤罪被害者に対する死刑執行のリスクも高いと言える。
2つ目は、死刑による基本的人権の侵害だ。人権侵害の種類は数多く存在するが、中でも最大のものは殺人である。日本国憲法では、いかなる国民に対しても基本的人権が尊重されることが認められているため、死刑は違憲と言えるだろう。アメリカを除く先進諸外国はこのような人権思想に基づき、すでに死刑制度を廃止している。
以上の理由から、私は死刑制度の存続に反対である。
設問:小学校の時から英語を教えることについてあなたの意見を論じなさい。
回答:小学校における英語教育の必修化に、私は反対だ。なぜなら、人間のあらゆる営みは母国語に基づいているからだ。
英語教育に比重を置けば、必然的に他の科目への学習時間を削減せざるを得ない。また、日本語と英語は言語的性質が大きく異なるため同時に学ぶことは困難とされている。つまり、英語教育の過度な推進は日本語力の低下に繋がる恐れがあるのだ。複数の言語を中途半端に習得してしまうセミリンガル化が進むことは、グローバル社会におけるアイデンティティの喪失にもなり得る。ソシュールによれば、人間は無意識のうちに母国語に基づいて価値観や思想を形成している。小学生という自我形成期において十分な母国語教育を施すことは、人格の涵養という観点からも不可欠な取り組みではないか。
以上の理由から、小学校における英語教育の必修化に私は反対だ。
例文をもっと見たい場合は、AOIへご入塾ください。
関連記事:『小論文なら総合型選抜(AO入試)の専門塾AOIで決まり!最高レベルの指導をあなたに。』
ここまで読んでも小論文が書けない人のためにレベルアップする方法をお教えします。
小論文の上達方法は、4つです。
小論文の参考書を読むことは非常に大切です。
合格者のほとんどは参考書を当たり前のように呼んでいます。
AOIからも小論文の本を出していますので、ご検討ください。
関連記事:『小論文対策のポイントとオススメの参考書を専門塾が徹底解説!』
自分の書いた小論文を他の人に添削してもらうことは、改善のための重要なステップです。
添削を受けることで、自身の弱点や改善点を特定し、スキルを向上させることができます。
以下は添削のポイントです
1.塾や教師に添削してもらう
大学受験の専門家や小論文に詳しい学校の先生に添削を頼むことで、専門的なアドバイスを得ることができます。
また、小論文の対策を行う推薦入試の専門塾に入れば、その他の対策も並行して進めることができます。
推薦入試を検討している人は、推薦入試の専門塾に入りましょう。
2.有料添削サービスを活用する
添削は、塾や学校の先生以外も行ってくれます。
以下の記事で添削サービスを紹介しています。
関連記事:『小論文添削をしてくれるおすすめの添削サービスを紹介』
小論文を書くためには、広範な知識や情報が必要です。
関連する本、学術論文、記事、ニュースなどの情報源から学習を深め、トピックに関する知識を積み重ねることが重要です。
以下は知識を読む際のポイントです
- ニュースサイトを活用する: 同じテーマについて異なる視点や情報を提供する情報源を探し、多角的な理解を深めます。
- 文献リサーチ: 学術的な小論文を書く場合、信頼性のある文献を調査し、引用するための正確な情報を収集します。
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これらの事前対策を実施することで、小論文のスキルを向上させることができます。
小論文対策は大学受験において非常に重要な要素の一つです。
そのため、なるべく塾で指導を受けることをオススメします。
適切な塾選びと指導を受けることで、小論文スキルの向上や志望校合格に大いに貢献します。
自身の状況に合わせて、最適な小論文対策を進めましょう。
AOIの専門家があなたが合格できるようにアドバイスをさせていただきます。
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