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作成日: 2026年10月1日 最終更新日: 保護者
こんにちは!総合型選抜専門塾AOIです。
「総合型選抜で受けたいと本人が言っている。ただ、それに時間を取られて一般の勉強が止まるのが心配だ」。高1・高2の保護者の方から、費用と並んで多くいただくご相談です。
結論からお伝えします。総合型選抜と一般選抜は併願できます。 実際多くの受験生が両方に出願します。
ただし、何も設計せずに両方を追うと、高3の夏以降に時間の奪い合いが起きます。失敗するのは「併願したこと」ではなく、「いつ何を決めるかを先に決めなかったこと」です。
この記事では、併願の型ごとの注意点と、高2の今から何を決めておけばよいかを、時期順に整理します。
この記事でわかること
🎁 併願で迷ったら、情報を揃えるところから
\保護者の方へ/
この記事は総合型選抜と一般選抜をどう組み合わせるか、の考え方を持ち帰っていただくために書いています。
お子さまの志望校で併願が可能か、出願時期が重ならないかは、そのままLINEでご質問いただけます。
この心配には正しい部分と誤解の部分があります。分けて見ていきます。
高2の時点でやるべきことは、総合型選抜を狙う場合と一般選抜を狙う場合で、実はかなり重なります。
| 高2でやること | 総合型選抜への効き方 | 一般選抜への効き方 |
|---|---|---|
| 定期テストで評定を上げる | 出願資格・評価材料に直結する | 基礎学力がそのまま積み上がる |
| 英語の外部検定(英検など)を取る | 出願資格・加点・試験免除になる場合がある | 一部の大学で「みなし得点」として使える |
| 英語・数学の基礎を固める | 小論文・面接で扱う内容の土台になる | 得点に直結する |
| 志望分野を言葉にする | 志望理由書の核になる | 学部選択の精度が上がる |
| 探究活動・課外活動 | 志望理由書・活動報告書の材料になる | ほぼ影響しない |
上の4行はどちらの方式に進んでも無駄になりません。高2のうちは、この4つを軸に据えておけば、どちらの選択肢も残したまま進められます。
とくに評定は、高3になってからでは動かせません。9月出願の総合型選抜で評価対象になるのは、高1の1学期から高3の1学期までです。高2の終わりの時点で、5学期分のうち4学期分が確定しています。
重なりが終わるのは高3の夏。ここから先は、確かに時間の奪い合いになります。
したがって、心配すべきなのは「総合型選抜をやること」ではなく、高3の7月から11月の時間配分をどう決めるかです。この期間の設計を高2のうちに考えておけば、心配の大半は解消します。
総合型選抜の出願は9月1日以降、合格発表は11月1日以降と、文部科学省の大学入学者選抜実施要項で定められています(令和9年度実施要項、令和8年5月27日付 8文科高第318号)。
ただしこれは各大学が守るべき下限の日付で、実際には12月から2月に選考・発表を行う大学も多くあります。志望校の募集要項で必ず確認してください。
併願は「どちらかを捨てる」話ではありません。実際に両方を走らせて合格した先輩の振り返りを、先に読んでみてください。

「総合型選抜対策として行っていた小論文練習は、一般選抜にも大きく役立ちました。」
総合型の対策を進めながら、最終的には一般選抜で合格。併願は「どちらかを捨てる」話ではない、という実例です。

「このテーマ変更ができたのは、高校2年生のうちから対策を始めていたからだと思います。」
志望テーマを途中で変更しながらも、納得のいく形で合格。早く始めたぶん、方向転換する余裕が生まれた例です。

「高2の9月から始めて、志望理由書は周りより進んでいる方でした。」
早く始めるほど、書類を「仕上げる」だけでなく「練り直す」時間まで確保できます。
併願にはいくつかの型があります。型によって注意点がまったく違うので、まず、どの型を想定しているかを決めてください。
| 型 | 組み合わせ | 最大の注意点 | 向いているご家庭 |
|---|---|---|---|
| ① | 総合型選抜 + 一般選抜 | 高3の7〜11月の時間配分 | 学力も伸ばしたい。選択肢を最後まで残したい |
| ② | 指定校推薦 + 総合型選抜 | 専願条件と校内選考の時期 | 評定が高く、通っている高校に志望校の枠がある |
| ③ | 学校推薦型選抜(公募) + 一般選抜 | 出願が11月以降で一般の直前期と重なる | 評定が基準を満たし、学力試験も並行できる |
最も一般的な型です。総合型選抜は多くの場合、学校長の推薦を必要とせず、自分で出願できます。専願を条件としていない大学であれば、一般選抜との併願に制約はありません。
ただし、総合型選抜のなかにも専願(合格したら必ず入学する)を条件にしている大学・方式があります。 これは大学ごとに異なるため、志望校が決まった時点で募集要項を確認してください。専願の方式に出願した場合、合格した時点で一般選抜の受験はできなくなります。
この型で決めておくべきことは1つです。高3の7〜8月に、出願書類にどれだけの時間を割くか。 ここを決めておかないと、なんとなく書類に時間が流れ、気づけば夏が終わっています。
指定校推薦は原則として専願です。校内選考を通過して出願すれば、合格したら必ず入学することになります。
注意点は時期です。指定校推薦の校内選考は、多くの高校で高3の1学期から夏にかけて行われます(実施時期とルールは高校により異なります)。つまり、総合型選抜の出願準備と重なります。
そのため、この型では次の順番で考えます。
指定校推薦は「取れたら確実」ですが、枠があるかどうかも、校内選考を通るかどうかも、出願前には分かりません。 総合型選抜をバックアップとして持っておくと、この不確実性を吸収できます。
公募推薦は、学校長の推薦を受けたうえで出願する方式です。出願は11月1日以降、合格発表は12月1日以降と定められています。
この型の注意点は、一般選抜の直前期と重なることです。11月から12月は、一般選抜を狙う受験生にとって過去問演習の中心期にあたります。ここに書類と面接の準備が入ることを、あらかじめ織り込んでください。
👉 志望校が総合型と一般を併願できるか、LINEで聞いてみる
併願で失敗しないために、決める時期を先に決めておきます。 以下は目安です。ご家庭の状況に合わせて調整してください。
| 時期 | 決めること・やること | 保護者が関わるとよいこと |
|---|---|---|
| 高2の秋(今) | 併願の型の見当をつける。評定と英語の外部検定を優先する | 型の候補を家庭で共有する。費用の枠組みを把握する |
| 高2の冬 | 志望校の候補を5校程度に絞り、各校の入試方式と専願条件を調べる | 募集要項の保存先を1か所に決める |
| 高2の3学期〜春 | 志望理由書の下書きを1本書く。高3の年間スケジュールを引く | 出願月からの逆算スケジュールを一緒に確認する |
| 高3の4〜6月 | 評定の最終確定(1学期)。指定校を狙う場合は校内選考の準備 | 校内選考の時期を学校に確認する |
| 高3の7〜8月 | 出願書類を完成させる。一般の学力演習との時間配分を週単位で決める | 週の時間配分を一緒に決め、守れているかを見る |
| 高3の9〜11月 | 総合型選抜の出願・選考。並行して一般の演習を落とさない | 日程管理。結果が出るまでの過ごし方を支える |
| 高3の11〜12月 | 結果に応じて切り替え。公募推薦を使う場合は出願 | 切り替えの判断を一緒に行う |
実際に起きやすいのは、次の3つです。いずれも事前に防げます。
最も多いパターンです。志望理由書は「書けば終わる」ものではなく、書いては直すことを繰り返して形になります。終わりが見えにくいため、際限なく時間を吸い込みます。
防ぐには、書類に割く時間の上限を先に決めることです。たとえば「平日は1日1時間まで、土日は午前中のみ」のように、週単位で枠を決めます。
枠を超えそうなときは、書類の完成度を上げるのではなく、相談する相手を増やすほうが早く進みます。
総合型選抜にも専願を条件にする大学・方式があります。指定校推薦は原則として専願。出願してから気づくと、選択肢が消えます。
防ぐには、志望校を絞った時点で、方式ごとに専願かどうかを一覧にすることです。募集要項のPDFを保存し、専願の記述がある箇所にしるしを付けておくと、あとで確認し直す手間がなくなります。
ここは保護者の方が担うのに向いた作業です。
総合型選抜の結果が出るのは11月以降です。不合格だった場合、そこから一般選抜に切り替えることになります。
この時問題になるのは学力ではなく、気持ちの切り替えにかかる時間です。数週間立ち止まると、直前期の演習量が大きく減ります。
防ぐには、出願の段階で「不合格だった場合はいつから一般に全振りするか」を決めておくことです。結果が出る前に決めておくほうが、冷静な判断ができます。
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説明会で、総合型選抜と一般選抜の勉強をどの時期に、どの比率で進めるのか、実際の合格者のスケジュールをお見せします。
「総合型に時間を取られて一般が間に合わないのでは」というご不安に、具体例でお答えします。
併願は、情報量と日程の管理量が一気に増えます。ここを生徒本人だけに任せると、本来やるべき準備の時間が管理作業に食われます。保護者の方が担うのに向いているのは、次の3つです。
志望校ごとの出願期間・選考日・発表日・専願の有無を1枚にまとめます。手書きでも表計算でも構いません。大切なのは1か所にまとまっていることです。
募集要項はPDFで配布されることが多いので、ダウンロードして1つのフォルダに保存しておくと、確認のたびに探す手間がなくなります。
併願校を増やせば、受験料と関連費用が増えます。「何校まで出すか」は家庭の判断です。本人に決めさせると、不安から増やす方向に振れがちです。
上限を先に決めておくと、志望校選びが「増やす」ではなく「絞る」方向に働き、準備の密度が上がります。
総合型選抜は、出願から結果まで2か月前後空くことがあります。この期間、本人は落ち着きません。
このとき保護者の方にお願いしたいのは、結果を予想する会話を減らすことです。代わりに、次の行動が決まっている状態を作っておくと、待つ時間が過ぎやすくなります。
前述の「不合格だった場合はいつから一般に全振りするか」を先に決めておくのは、このためでもあります。
できます。ただし専願を条件としている大学・方式に出願した場合は、合格した時点で他の受験ができなくなります。条件は大学ごとに異なるため、募集要項で必ず確認してください。
校内選考結果が出るまで総合型選抜の準備を並行して進めることは可能です。ただし指定校推薦は原則専願のため、校内選考を通過して出願した場合は、その後の併願はできません。校内選考のルールと時期は高校によって異なるため、担任の先生に確認してください。
書類の往復回数が成果を決めるため、早いほど回数を確保できます。ただし高2の段階では、評定と英語の外部検定を優先したほうが結果につながることが多いです。ご家庭の状況によって最適な開始時期は変わりますので、迷われる場合はご相談ください。
できます。面談・書類添削・面接練習のいずれもオンラインで実施しています。校舎が近くにないご家庭でも、同じ内容を受けていただけます。
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