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こんにちは!総合型選抜専門塾AOIです。
「総合型選抜はやめとけ」。
学校の先生や先輩、ネットの書き込みで、こう言われたことがあるかもしれません。
この記事では、その言葉を否定も肯定もしません。言われている理由を1つずつ取り出して、どこまで本当なのかを検証します。
結論を先に書くと、「やめとけ」は誰にでも当てはまる話ではありません。当てはまる人と、当てはまらない人がはっきり分かれます。その線引きをするのがこの記事の目的です。
この記事でわかること
? 「やめとけ」が自分に当てはまるか、先に確かめる
5つの理由のうち、どれが自分に当てはまるかは学年と志望校で変わります。
AOIのLINEでは、いまの学年・評定・志望校を送っていただければ、当てはまるかどうかをプチ相談できます。
合格者の志望理由書など、10個の特典も無料で受け取れます。
検証の前に、規模だけ確認しておきます。
文部科学省の調査によると、令和7年度の入学者の選抜区分別の割合は次のとおりです。
| 区分 | 私立大学 | 国公私立 計 |
|---|---|---|
| 総合型選抜 | 22.8%(116,869人) | 19.5%(126,766人) |
| 学校推薦型選抜 | 38.8%(198,977人) | 34.1%(221,415人) |
| 年内入試の合計 | 61.6% | 53.6% |
| 一般選抜 | 38.4% | 46.4% |
出典:文部科学省「令和7年度国公私立大学・短期大学入学者選抜実施状況の概要」(令和7年11月26日公表)。割合は小数第2位を四捨五入した参考値です。
私立大学では、入学者の6割以上が年内入試で入っています。一般選抜のほうがすでに少数派です。
これは「だから総合型を受けるべき」という話ではありません。「やめとけ」と言われる入試が、実際には主要な入口になっているという前提を押さえた上で、中身を見ていきます。
総合型と一般を並行させた人、途中でテーマを変えた人、高2の9月から始めた人。いずれも「やめとけ」と言われがちな条件から動き出しています。

「総合型選抜対策として行っていた小論文練習は、一般選抜にも大きく役立ちました。」
総合型の対策を進めながら、最終的には一般選抜で合格。併願は「どちらかを捨てる」話ではない、という実例です。

「このテーマ変更ができたのは、高校2年生のうちから対策を始めていたからだと思います。」
志望テーマを途中で変更しながらも、納得のいく形で合格。早く始めたぶん、方向転換する余裕が生まれた例です。

「高2の9月から始めて、志望理由書は周りより進んでいる方でした。」
早く始めるほど、書類を「仕上げる」だけでなく「練り直す」時間まで確保できます。
よく言われる理由は、だいたい次の5つに収まります。順に見ていきます。
検証:半分は正しい。
総合型選抜の準備がピークを迎えるのは高3の夏です。志望理由書を仕上げ、面接や小論文の練習をする時期が、一般選抜で演習量を積みたい時期とちょうど重なります。
ここだけを見ればたしかに両立は大変です。
ただし、高1・高2の準備は、かなりの部分が一般選抜と共通です。評定を落とさないこと、英語資格を取ること、英数の基礎を固めること。どれも一般選抜でそのまま効きます。
分かれるのは高3の夏以降だけです。つまりこの理由は、いつ始めるかによって当てはまるかどうかが変わります。
| 当てはまる人 | 当てはまらない人 |
|---|---|
| 高3の夏から総合型の準備を始める人 | 高1・高2のうちに評定と英語資格を積んでいる人 |
検証:正しい。
これは総合型選抜の構造上の弱点です。学力試験と違って点数が返ってこないため、不合格の理由が本人には分かりません。書類だったのか、面接だったのか、そもそも求める人物像と合わなかったのかが特定できない。
ここは反論のしようがありません。だからこそ、総合型選抜は「これ1本」で設計しないのが前提になります。不合格だった場合にどこへ切り替えるかを、出願の前に決めておく必要があります。
| 当てはまる人 | 当てはまらない人 |
|---|---|
| 総合型選抜だけに絞り、他の入試を捨てる人 | 不合格時の切り替え時期を先に決めている人 |
検証:正しい。ただし全部ではない。
総合型選抜には、「合格したら必ず入学すること」を出願条件にしている大学があります。この場合、他の大学と併願できません。
一方で、専願を条件にしていない大学もあります。専願かどうかは大学・方式ごとに違うので、募集要項を見るまで分かりません。
「総合型選抜=専願」と思い込んで選択肢を狭めるのも、逆に併願できる前提で出願して縛られるのも、どちらも避けたいところです。出願を決める前に、志望校の募集要項でここだけは必ず確認してください。
| 当てはまる人 | 当てはまらない人 |
|---|---|
| 募集要項を読まずに出願先を決める人 | 専願条件を確認したうえで出願先を組む人 |
検証:半分は誤解。
まず実績について。総合型選抜で見られているのは実績の大きさではなく、興味の一貫性と、それに対して自分で動いたかどうかです。全国大会の成績がなくても合格している人はたくさんいます。
評定については、正直に書きます。出願条件に評定平均の基準を設けている大学は実際にあります。ここは「気にしなくていい」とは言えません。
ただし、評定を出願条件にしていない大学・方式もあります。また評定は、高1・高2のうちであればまだ動かせます。
評定平均の対象になるのは高1の最初から高3の1学期までです。高2の終わりの時点で大部分が確定してしまうため、「間に合わない」かどうかは学年で決まります。
| 当てはまる人 | 当てはまらない人 |
|---|---|
| 高3で、評定が志望校の基準に大きく届いていない人 | 高1・高2で、これから評定を積める人/評定を見ない方式を探せる人 |
検証:制度の理解が古い。
この言い方は、かつてのAO入試のイメージが残っているものです。実際には、総合型選抜で学力を見ない入試はほとんどありません。
大学入学者選抜実施要項では、総合型選抜においても各大学が学力を把握することが求められており、小論文、口頭試問、プレゼンテーション、共通テストなど、何らかの形で学力を見る仕組みが置かれています。
そして先ほどの数字のとおり、私立大学では入学者の6割以上が年内入試で入っています。例外的な入り口ではなく主要な入り口です。
| 当てはまる人 | 当てはまらない人 |
|---|---|
| 周囲の評価が気になって判断が揺れる人 | 志望校の選抜方法を自分で確認できる人 |
5つの理由を並べ直すと次のようになります。
| 言われている理由 | 検証結果 | 分かれ目 |
|---|---|---|
| ① 一般の勉強が止まる | 半分正しい | いつ始めるか |
| ② 落ちた理由が分からない | 正しい | 併願を設計しているか |
| ③ 専願で辞退できない | 正しい(全部ではない) | 募集要項を読んだか |
| ④ 評定や実績がないと戦えない | 半分誤解 | 学年 |
| ⑤ ずるい・学力が低い | 理解が古い | — |
見てのとおり、分かれ目のほとんどは「いつ始めるか」と「事前に調べたか」です。総合型選抜という制度そのものの問題ではありません。
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5つの理由のうち、ご家庭で判断が必要なのは③の専願条件です。合格したら辞退できない大学に出願するかどうかは、進路と費用の両方に関わります。
AOIの受験相談(オンライン・無料)では、あなたが本当に総合型選抜をは「やめとけ」に当てはまるか、受けた方がよいのかをプロの視点で判断します。
この記事をご家族と共有したうえで、ぜひ一緒にご参加ください。
とはいえ、本当に向かない場合もあります。正直にお伝えします。
大学・学部によっては、そもそも総合型選抜の枠がありません。この場合は検討の余地がありません。まず志望校の募集要項を確認してください。
評定はもう動かせず、英語資格も出願に間に合う受験機会が残っていない。この状態からの逆転は現実的ではありません。一般選抜に集中したほうが合格可能性は高くなります。
総合型選抜は、自分の経験や考えを言葉にして提出する入試です。慣れの問題であれば練習で解決しますが、それ自体が本人にとって大きな負担になる場合は、無理に選ぶ必要はありません。
逆に言えば、この3つに当てはまらないのであれば、「やめとけ」はあなたに向けた言葉ではありません。
ここまでの検証で分かるとおり、5つの理由のうち①②④は準備の時期と設計でほぼ解消します。
残る③と⑤は調べれば分かることです。専願かどうかは募集要項に書いてあり、学力を見る方法も同じく書いてあります。
つまり「やめとけ」の中身は、高1・高2の時点ではほとんどが対処可能な項目です。高3で初めて検討する場合に、はじめて重い制約として効いてきます。
その先生が何を根拠に言っているのかを聞いてみてください。5つの理由のどれかであれば、この記事の検証がそのまま使えます。「前例がない」という理由であれば、それは制度の評価ではなく学校の状況の話です。
切り替える時期によります。総合型選抜の合格発表は11月1日以降と定められており、多くの大学はそれ以降に結果が出ます。高2までに一般選抜の基礎を積んでいれば切り替えは現実的ですが、総合型に専念していた場合は厳しくなります。
出典:令和9年度大学入学者選抜実施要項(令和8年5月27日付 8文科高第318号 文部科学省高等教育局長通知)。出願は9月1日以降、合格発表は11月1日以降と定められています。実際の日程は大学ごとに異なるため、募集要項でご確認ください。
5つの理由のうち、ご家庭で判断が必要なのは③の専願条件です。合格したら辞退できない大学に出願するかどうかは、進路と費用の両方に関わります。出願前にご家族で方針を揃えておくことをおすすめします。
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