作成日: 2021年6月1日 最終更新日: 総合型選抜基礎知識
みなさん、受験と思い浮かべてまず何を想像するでしょうか?
多くの方は5教科で受験をする『一般選抜』を思い浮かべると思います。そして、多くの人はそのまま一般選抜で受験していきます。
指定校推薦や公募制推薦、総合型選抜を受験しようと考えている人は一般選抜に比べると少ないのが現状です。
しかしそれは言い換えれば「ライバルが少ない」ということ。
そして、この記事にたどり着いているあなたは少なくとも総合型選抜の存在を知っているはずです。
しかし、総合型選抜って実際どんな入試なのかわからない。そもそも推薦入試と何が違うの?そんな疑問を持つ方は多くいらっしゃると思います。
2021年度入試(2021年4月入学者を選抜する入試)から、AO入試は『総合型選抜』へ、推薦入試は『学校推薦型選抜』へと名称と中身が変更になりました。
出願書類だけではなく小論文や面接、共通テスト(旧大学入試センター試験)などの学力評価の方法を導入することが必須となりました。
この記事では総合型選抜に重点を置きながら他の入試との違いを簡単に説明していきます。
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まず、総合型選抜とは何かについて理解していきましょう。
ここを理解していなければ適切な対策ができないため、合格することはできません。
『総合型選抜』とはAO入試(アドミッション・オフィス入試)の新名称です。
出願書類の志望理由書や、実技試験の面接などを通じて、受験生を総合的に評価し、受験生の人物像と大学の求める学生像(アドミッション・ポリシー)がどれだけ合っているかで合否が決まる入試です。
※アドミッション・ポリシーについては後ほど解説します。
AOというのは Admissions Office(アドミッションズ・オフィス=入学事務局)の略で、受験生の人物像と大学の求める学生像(アドミッション・ポリシー)がどれだけ合っているかで合否が決まる入試です。
「受験生の人物像と大学の求める学生像がどれだけ合っているかで合否が決まる」という点においては、AO入試と総合型選抜で変わりはありません。
文部科学省が提示する入学者選抜実施要項では以下のように書かれています。
入学志願者の能力・適性や学習に対する意欲、目的意識等を総合的に評価・判定する入試方法
https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/senbatsu/1346785.htm
総合型選抜はここに「学力」を求められるようになった入試方式です。
アドミッションポリシーはこちらの記事で詳細に解説をしています!
関連記事:『総合型選抜で最重要なアドミッションポリシーの読み方や志望理由書の踏まえ方を詳しく解説します!』
アドミッション・ポリシーは、大学が受験生に求めている能力が書かれています。
アドミッション・ポリシーの内容は大学によってさまざまです。ひとつひとつ挙げていてはキリがないので東日本と西日本で1校ずつ例を紹介します。
関西学院大学のアドミッション・ポリシーはこのようなことを書いています。
世界を視野におさめ、他者(ひと)への思いやりと社会変革への気概を持ち、高い識見と倫理観を備えて自己を確立し、自らの大きな志を持って行動力を発揮する“Mastery for Service(奉仕のための練達)”を体現する世界市民を育成することが関西学院のミッションです。
関西学院大学は、このミッションに共感し、大学での学びや諸活動の中で、自分への挑戦をし続ける意欲にあふれ、さまざまな適性を有する多様な背景をもった学生・生徒を世界のあらゆる地域から受け入れます。そのために、これまでに培われた確かな基礎学力、活動や経験を通じて身に付けた資質、能力、学ぶ意欲や人間性などを、多様な入試制度により多元的に評価することを基本的な方針としています。
参考:https://www.kwansei.ac.jp/admissions/admissions_003734.html
上智大学のアドミッション・ポリシーはこのようなことを書いています。
本学は、カトリシズムの精神を基盤に、次の4つを柱とする人材養成を教育の目標としており、それらを高めたいと望む学生を受け入れます。
キリスト教ヒューマニズム精神の涵養
本学の建学の理念であるキリスト教ヒューマニズムに触れてこれを理解すること、他者や社会に奉仕する中で自己の人格を陶冶すること、真理の探究と真の自由を得るために自らを高めること。他者に仕えるリーダーシップの涵養
他者のために、他者とともに生きる精神 - "for Others, with Others" - を育むこと、社会から受ける恩恵を自覚し、それにともなう責任感を抱くこと、リーダーシップに必要な基礎能力を培うこと。グローバル・コンピテンシーの養成
グローバル・イシューへの関心を抱くこと、複数の言語でコミュニケーションできること、さまざまな文化の違いを理解し、その違いを肯定的に受け止め、それらのかけ橋となれること。幅広い教養と専門分野の知識・能力の修得
幅広い教養やコミュニケーション能力など社会人としての基礎能力、専攻する学問分野における専門的知識・能力を修得すること。上記を学力の3要素に対比させると、1.・2.に関連して、「主体性・対話性・協働性」を高めていこうとする人、3.に関連して、「思考力・判断力・表現力」を深めていこうとする人、4.に関連して、「知識・教養・技能」の獲得を目指そうとする人を本学は求めています。
参考:https://www.sophia.ac.jp/jpn/program/UG/univ_admissionspolicy.html
総合型選抜/学校推薦型選抜での入学者が増加しています。
平成31年度から令和5年度までの過去5年間で、総合型選抜/学校推薦型選抜での入学者数が
国公立大学では、3,000人| 私立大学では、25,723人 増加しました。
令和5年度は、 国公立大学では5人に1人、私立大学では1.7人に1人 が、総合型選抜/学校推薦型選抜で入学しています。
そのため、総合型選抜/学校推薦型選抜での進学が主流になりつつあると言えます。
総合型選抜は受験生が大学のアドミッション・ポリシー(学生像)に合うか、要するに大学と受験生とのマッチ度を測る『マッチング入試』で、学校推薦型選抜では、大学側の求めている特技、能力があるかを重視しています。
総合型選抜は高校時代の学歴でなく、何をしてきたのか、何をしたいのかを明確にして、自分のことを深く見つめ直すことが必要になります。
もちろん、評定平均が出願条件となっている大学も多いので勉強はサボらないようにしましょう。
学校推薦型選抜では高校の推薦が必要になるので、高校で一定の成績があることが受験資格となってきます。また、何か秀でた能力があればそれをアピールして合格につなげることができます。
何かの大会で素晴らしい実績を挙げた、勉強のオリンピックに出場したなど、突出した能力があるのであれば、是非一度受験を考えてみるといいでしょう。
総合型選抜の試験内容としては主に志望理由書・活動報告書・調査書などの提出書類。面接・小論文・プレゼンテーションなどの実技試験があります。
学校では対策することがほとんどないので、周りに総合型選抜受験者や、学校の先生が総合型選抜について詳しくないと、対策がかなり大変かと思われます。
もし、この記事を読んでいる皆さんが総合型選抜で受験したいけど対策できない。正しい方法で対策して総合型選抜で志望校に受かりたい!という方は、下の「受験相談」の画像をクリックしてAOIへお問い合わせください!
また、各対策記事は以下をご確認ください!
志望理由書:『合格する志望理由書の書き方を知る!』
小論文:『具体的な小論文の対策方法を知る!』
面接:『具体的な面接の対策方法を知る!』
プレゼンテーション:『合格するプレゼンテーション対策の方法を知る!』
グループディスカッション:『合格するグループディスカッションの対策方法を知る!』
ここでは、総合型選抜の出願条件を見ていきましょう。
総合型選抜は、出願条件を満たしていなければ受験することができないのときちんと理解しておきましょう。
学校推薦型選抜では「評定平均が4.0以上」であったり「スポーツにおいて優秀な成績(全国大会で優勝)」など秀でた能力を求められることがほとんどです。
総合型選抜ではこういった評定平均や、実績がなくとも受験できる学校は多くあります。
しかし、近年では「英検2級」や「評定平均3.5以上必要」など、出願条件が課される大学が増えてきています。
出願条件が学校推薦型選抜よりゆるい傾向があるとはいえ、早めからの対策をしておくことは大切です。
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総合型選抜の出願は9月〜の大学が多く、合格発表は11月〜開始する大学が多いです。
関連記事:『総合型選抜の時期はいつ?出願期間や試験日程を詳しく解説!』
総合型選抜を受験することのメリット/デメリットについて、解説していきます。
1.受験機会を増やせる
総合型選抜を利用することで、一般選抜とは別のチャンスを得られます。これにより、より多くの受験機会を持つことが可能となり、進路選択の幅が広がります。
2.一般選抜に比べて、早い時期に合格しやすい
総合型選抜は、一般選抜よりも出願期間が早いため、早期に大学の合格を手にすることができます。そのため、残りの高校生活をより充実させることができます。
3.学校の推薦状なしで受験できる
総合型選抜は、高校からの推薦状が不要です。そのため、学校側の評価に依存せず、自身の能力や活動実績を直接アピールすることが可能となります。
4.活動実績や取得した資格を活かせる
総合型選抜では、学業成績だけでなく、クラブ活動やボランティア、資格取得などの個人の実績も評価の対象となります。これにより、多方面で能力を発揮してきた学生がその努力を認められる機会を得られます。
5.就活を有利に進められる
総合型選抜での活動は、就職活動時にも有利に進めやすいです。多様なスキルや経験を大学入試で評価された学生は、それを就職でもアピールポイントとして活用することができ、企業からの注目を集めやすくなります。
1.一般選抜に比べて、出願時期が早い
一般選抜に比べて出願期間が早いため、受験生は準備時間が限られ、十分な対策を行えない恐れがあります。特に、ゴールデンウィークや夏休みなどの早い段階で対策を始める必要があるため、計画的に準備をする必要があります。
2.対策方法がわかりづらい
総合型選抜は、面接や小論文、志望理由書の提出など多様な評価基準が用いられるため、対策が一般選抜のように単純ではありません。
『総合型選抜/学校推薦型選抜専用の模試を受けて、やるべきことを明確にする!』
3.一般選抜の勉強時間が減る恐れがある
総合型選抜に必要な準備(面接練習や志望理由書の作成など)に多くの時間を割くことで、一般選抜の対策時間を圧迫する恐れがあります。
『総合型選抜と一般選抜の両立をしていたAOIの生徒の対策方法を知る!』
4.専願の大学に合格した場合、他大学を受験できない
一部の大学は専願制であるため、一度合格すると他の大学を受験できなくなります。そのため、正しい併願項戦略を立てる必要があります。
5.試験内容が大学によって異なる可能性がある
各大学で総合型選抜の試験内容が異なるため、複数の大学に出願する場合、それぞれの大学に合わせた準備をする必要があります。
『総合型選抜(AO入試)のメリット・デメリットをさらに詳しく理解する!』
一般選抜に比べて、総合型選抜は仕組みが非常に複雑です。今回は、受験生からよく受ける質問に回答してます。
総合型選抜(以前のAO入試とも呼ばれる)では、学生の多面的な能力や個性が評価されます。そのため、特定の資格が直接的に有利に働くというよりは、その資格を取得する過程で得た経験やスキルが重要になります。
例えば、英語の資格(TOEFLやIELTSなど)を持っている場合、グローバルなコミュニケーション能力があることを示すことができます。
また、情報処理やプログラミング関連の資格(ITパスポートや基本情報技術者試験など)も、技術的なスキルを持っていることをアピールできるため、関連分野を志望する場合には役立つでしょう。
資格自体が直接的な影響を与えるわけではありませんが、その資格を取ることで学んだ知識や経験など、個人の成長と努力をアピールする材料となります。
1.自己分析
過去の経験、成果、困難にどのように対処したかをリストアップし、それらから何を学んだかを整理しましょう。
2.基本情報の確認
面接で質問される可能性のある基本的な情報を確実に答えられるようにしましょう。
3.模擬面接
家族や友人、学校の先生に協力してもらい、実際の面接を想定した練習を行いましょう。
4.逆質問の準備
学校の特色や教育プログラムに関する質問を準備しましょう。
はい、指定校推薦で落ちた場合でも、総合型選抜を受けることは可能です。
ただし、同一の大学で指定校推薦と総合型選抜の両方を受けることができるかどうかは、大学によって異なるため、事前に各大学の募集要項を確認することが重要です。
学校の入試要項に「専願」という旨の記載がなければ併願は可能です。
併願する際は受験したい併願校が第一志望の大学の受験日と被っていないか、
スケジューリングはしっかりしましょう。
総合型選抜の受験は9月と他の受験方式より早く受験が始まります。
そのため、総合型選抜で合格できなかったとしても、その後の学校推薦型選抜や一般選抜を受験することができます。
学校推薦型選抜や一般選抜と両立できるの?と疑問を持つ方もいらっしゃると思いますが、結論できます。
AOIの生徒も総合型選抜だけではなく学校推薦型選抜や一般選抜の勉強を両立して受験期間を過ごし、無事合格することができています。
もし、受験に対して不安があるのならば、一度AOIへお問い合わせください!
結論としては、受験できるならどちらも受験しましょう!
というのも、総合型選抜と学校推薦型選抜の試験内容が似ているからです。同じような試験内容で2回チャンスがあるなら受けない手はないでしょう。
もちろん、一般選抜の対策も両立してやっておくとなお良いでしょう。
一般選抜しか受験しないなら合格のチャンスは1回ですが、総合型選抜と学校推薦型選抜を受験することによって単純計算で合格のチャンスが3回に増えます。
一般選抜と総合型選抜、学校推薦型選抜の両立はちょっと大変かもしれませんが、AOIの生徒は両立することができています。
AOIという環境だからというものあるかもしれませんが、やり方さえ間違えなければ大丈夫です、両立することができます。
実際に総合型選抜で受験に合格したAOIの生徒にインタビューをし、その声をまとめました。
英語資格があるところは英検のみで考えるのではなく、他の英語資格も出願条件にあるのならそちらも考えてみるものいいです。英検よりIELTSの方が向いていたりする可能性もあるので!
あと、志望理由書は簡単そうに思われがちですが、めちゃくちゃ時間がかかります。
しかも、のちの面接などでも深掘りされるので絶対に力を入れてください!
評価の対象というよりは、出願資格としてある程度取ることは必要だと思います。
評定に関してはとっておいた方がいいと思います。
というのも実は第一志望の学校に出願する際、評定が足りず受験できなかったからです。併願するにも幅が広がるので、評定はとっておきましょう!
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この映像授業とは、総合型選抜専門塾AOI内で生徒に配布をしている映像授業の一部です!
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総合型選抜の対策に塾に入塾すべき人とそうでない人がいます。
以下にその違いを見ていきましょう。
・複数の対策を自分だけで進められる人
・合格の可能性を高めたい人
・部活動などの影響で徹底したスケジュール管理が必要な人
・活動実績、評定、資格に自信がない人
・文章作成が苦手な人
・自分だけで進められる自信がある人
・スケジュール管理が得意な人
・文章作成の実績がある人
などです。
塾に通うと合格率が15%変わると言われています。
また、上位校の合格者は平均75%以上が通塾しているので、やはり合格の可能性を高めるためには、通塾することをオススメします。
これらが、総合型選抜とAO・推薦入試との違いの違いになります。
総合型の対策はとても難しく、具体的な対策方法がわからないという話をよく聞きます。
また、塾に入ってる人と入っていない人では、15%でも合格率に差が出るとも言われています。
そのため、総合型選抜は塾で対策をすることをおすすめします。
AOIでは、いつでも総合型選抜のプロ講師と対策をすることができます。
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