沖縄県立看護大学の推薦入試について知りたいと思っている受験生の皆さん、その保護者の皆さんに入試情報を詳しく説明します。ぜひご参考ください。
沖縄県立看護大学のアドミッションポリシー
沖縄県立看護大学公式ホームページでは、大学の理念、目標及びアドミッションポリシー(入学者受入方針)を以下の通り定めています。
大学の目的
本学の教育理念と目標の達成と実現に向けて、次のような資質と能力、意欲を持った学生を求めています。
1.人の生命と健康に関心を持ち、看護職者として社会に貢献したいという意欲を持った方
2.幅広く学問を学ぶ能力を持ち、主体的に学習する習慣を身に付けた方
3.離島・過疎地域医療を含めた沖縄の看護に関心を持つ方
4.異なる文化に関心を持ち、国際的な視野で看護を学ぶ意欲を持った方
5.本学の教育方針に従い、規則を遵守し、学業に専念できる方
沖縄県立看護大学の推薦入試の実施状況
沖縄県立看護大学では、看護学部看護学科で推薦入試を実施しています。
募集人員は、一般推薦、地域推薦、社会人特別選抜合わせて20人です。
沖縄県立看護大学の推薦入試の募集概要
沖縄県立看護大学公式ホームページでは、推薦入試の募集概要を以下の通り定めています。
出願資格
一般推薦
次の各号に掲げる要件のすべてに該当し、当該者が在学する高等学校長または中等教育学校長が責任を持って推薦する者とします。
①沖縄県内の高等学校または中等教育学校を平成31年3月卒業見込みの者
②学業成績が優秀な者
③沖縄県立看護大学の教育に対して適性を有する者で、本学卒業後、本件においてその専門分野における実践および教育研究に携わっていく意欲を有する者
④合格した場合、必ず入学する者
地域推薦入学
次の各号に掲げる要件のすべてに該当する者とします。
①沖縄県内の町村長、石垣市長および宮古島市長並びに当該者が在学する高等学校長または中等教育学校長が責任を持って推薦する者で、当該者の保護者が推薦する市町村内に住所を有していること。
(注)町村は次のとおりとします。
伊平屋村、伊是名村、伊江村、渡嘉敷村、座間味村、栗岡村、渡名喜村、南大東村、北大東村、久米島村、多良間村、武富村、与那国村、国頭村、東村
②平成30年3月に沖縄県内の高等学校または中等教育学校を卒業した者及び平成31年3月卒業見込みの者
③学業成績が優秀な者
④沖縄県立看護大学の教育に対して適性を有する者で、本学卒業後、本件において保健・医療・福祉の向上に貢献しようとする者
⑤合格した場合、必ず入学する者
社会人特別選抜
次の各号に掲げる要件のすべてに該当する者とします。
①大学入学資格を有する者で、次のいずれかに該当する者とします。
ア 高等学校又は中等教育学校を卒業した者
イ 通常の課程による12年の学校教育を修了した者
ウ 外国において、学校教育における12年の課程を修了した者、又はこれに準ずる者で文部科学大臣の指定したもの
エ 文部科学大臣が高等学校の課程と同等の課程を有するものとして認定した在外教育施設の当該課程を修了した者
オ 専修学校の高等課程(修業年限が3年以上であることその他の文部科学大臣が定める基準を満たすものに限る。)で文部科学大臣が別に指定するものを文部科学大臣が定める日以後に修了した者
カ 文部科学大臣の指定した者
キ 高等学校卒業程度認定試験規則(平成17年文部科学省令第1号)により文部科学大臣の行う高等学校卒業程度認定試験(従前の大学入学資格検定を含む)に合格した者及び平成31年3月31日までに合格見込みの者
②平成31年4月1日の時点で満23歳以上で、かつ社会人の経験を通算3年以上有する者。ただし、通信教育の大学(短期大学を含む)以外の学校に在籍していた期間は、社会人の経験期間に含めない。
③入学後は、就労せず学業に専念できる者
④沖縄県立看護大学の教育に対して適性を有する者で、本学卒業後、本県においてその専門分野における実践及び教育研究に携わっていく意欲を有する者
選考日程
出願期間:平成30年11月1日(木)~11月7日(水)
試験日:平成30年11月17日(土)
合格発表日:平成30年11月30日(金)午後2時
選考方法
入学者の選抜は、小論文、面接及び調査書等の結果を総合判断して行う。
個別学力試験の配点
小論文70点
面接30点
計100点
必要書類
①A票 志願票
②B票 写真票
③C票 受験票兼領収書
④D票 領収書原府
⑤E票 志願理由書
⑥F票 推薦入学推薦書(高等学校長等用)
⑦G票 推薦入学推薦書(市町村長用)
⑧H票 社会人特別選抜個人調書
⑨I票 社会人特別選抜推薦書
⑩J票 受験票返送封筒
⑪K票 連絡用宛名票
⑫出願用封筒
2021年度から2024年度までの看護学部入学者の選抜試験に関するお知らせ
沖縄県立看護大学公式ホームページでは、2021年度から2024年度までの選抜試験について下記のように定めています。
<入学定員>
一般選抜による55人と特別選抜による25人の計80人
<選抜試験の時期>
特別選抜 入学前年度の11月(例:2021年度入学者に対しては2020年11月)
一般選抜
前期日程 入学前年度の2月(例:2021年度入学者に対しては2021年2月)
後期日程 入学前年度の3月(例:2021年度入学者に対しては2021年3月)
<選抜方法>
●特別選抜
A・B・Cの3つの枠を設けて行います。なお、3つの枠の間で併願はできません。
特別選抜の概要(A枠)
選抜人数8人
出願資格
次の2条件を満たす者
・県内のへき地等級を付されている中学校を卒業した者で、中学校を設置している市町村長の推薦を受けた者
・県内の高校を受験年度に卒業予定で、高等学校長の推薦を受けた者
選抜方法
出願資格と選抜基準を満たす者という観点から一次選抜(書類審査)を行って二次選抜の対象者を選び、二次選抜では下記に基づく選抜を行います。
・学校調査書及び実績報告書の評価(30点):学業成績と課外活動について評価します。
・面接評価(70点):アドミッションポリシーへの適合性のほか、学習意欲や看護職者と
しての将来像などを評価します。
特別選抜の概要(B枠)
選抜人数15人程度
出願資格
・県内の高校を受験年度に卒業予定で、高校長の推薦を受けた者
または
・沖縄県に本籍を持ち、県外の高校を受験年度に卒業予定で、高等学校長の推薦を受けた者
選抜方法
出願資格と選抜基準を満たす者という観点から一次選抜(書類審査)を行って二次選抜の対象者を選び、二次選抜では下記に基づく選抜を行います。
・学校調査書及び実績報告書の評価(30点):学業成績と課外活動について評価します。
・英語試験(30点):「大学入試英語成績提供システム」に参加している民間団体が実施する英語検定試験の結果を評価します。「大学入学共通テスト」実施方針に従い、「大学入試英語成績提供システム」により得られる試験結果を利用する予定です。
注)CEFR(Common European Framework of Reference for Languages)を評価に用います。 試験結果として CEFR が得られるよう、自分の能力にあった検定試験を受験してください。
・面接評価(40点):アドミッションポリシーへの適合性のほか、社会貢献に対する展望、リーダーシップなどを評価します。
特別選抜の概要(C枠)
選抜人数2人程度(B枠とC枠を合わせて17人。該当者がいない場合は合格者は出さず、B枠で17人を選抜します。)
出願資格
次の2条件を満たす者
・学士を取得あるいは受験する年度に取得予定の者
・学術、文化・芸術、スポーツ、社会貢献活動のいずれかにおいて顕著な実績を有する者
選抜方法
出願資格と選抜基準を満たす者という観点から一次選抜(書類審査)を行って二次選抜の対象者を選び、二次選抜では下記に基づく選抜を行います。
・書類による実績評価(70点)
実績についての報告書、看護分野への貢献などを記載した自己推薦書、学士を授与された大学の成績証明書、について評価します。
・面接評価(30点)
実績や看護職観、将来展望などについてプレゼンテーションおよび質疑応答を行い、説明能力や発信力、コミュニケ-ション能力などを評価します。
沖縄県立看護大学の推薦入試の倍率
最後に、沖縄県立看護大学の推薦入試の過去の倍率をご紹介いたします。
平成31年度
募集人数:20人
受験者数:一般推薦30人、地域推薦1人、社会人特別選抜7人
合格者数:一般推薦19人、地域推薦0人、社会人特別選抜1人
倍率:一般推薦1.5倍、地域推薦0倍、社会人特別選抜7倍
平成30年度
募集人数20人
受験者数32人
合格者数19人
倍率1.7倍
平成29年度
募集人数20人
受験者数32人
合格者数20人
倍率1.6倍
さらに、志望理由書の書き方など、総合型選抜(旧AO入試)・推薦入試のことを知りたい方は、「
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