作成日: 2019年5月23日 最終更新日:

沖縄県立芸術大学の推薦入試対策

沖縄県立芸術大学 沖縄県立芸術大学の推薦入試について知りたいと思っている受験生の皆さん、その保護者の皆さんに入試情報を詳しく説明します。ぜひご参考ください。

沖縄県立芸術大学のアドミッション・ポリシー

沖縄県立芸術大学公式ホームページでは、各学部のアドミッション・ポリシーを以下の通り定めています。

アドミッション・ポリシー

1 教育の理念

沖縄県立芸術大学の建学の基本的な精神は、沖縄文化が造りあげてきた個性の美と人類普遍の美を追究することにあります。これに基づき、伝統芸術の継承と発展にとどまらず、新たな芸術創造の可能性を広げ、幅広く芸術分野で活躍できる人材を育成していきます。さらに、学生の専門的力量を高め、豊かな人間性と社会性を身につける教育を目指します。

2 本学の求める人材

本学の教育の理念をよく理解し、学修に必要な基礎的知識や表現技術と将来性のある豊かな芸術的感性を備えるとともに、さまざまな芸術文化に深く興味を持ち、現代社会に向けて新しい芸術創造の営みを発信していく意欲に満ちた人を求めます。

3 入学者選抜の実施

2に掲げる多様な可能性を持つ志願者を幅広く受け入れるため、本学では、一般入試、推薦入試及び社会人入試を実施しています。 一般入試における入学志願者の能力等の評価及び入学者選抜の方法として、大学入試センター試験では、国語及び外国語を中心に受験科目を課し、個別学力検査等では、各学部の教育方針やアドミッション・ポリシーに基づき、実技、小論文、口述試験、面接を実施しています。

美術工芸学部

沖縄県立芸術大学美術工芸学部では、沖縄の伝統に根差した美術工芸はもちろん、造形芸術に新たな地平を切り拓き、自ら社会的役割を見出せる作家や研究者などの専門家の養成をめざします。 高い技術や専門知識、総合的かつ国際的な視野を身につけ、次代を担う個性的で優れた人材を育成します。

教育の理念

大学の基本理念に基づき、沖縄県立芸術大学美術工芸学部では、沖縄の伝統に根差した美術工芸はもとより造形芸術に新たな地平を切り拓き、自ら社会的役割を担える作家、研究者、教育者などの専門家を育成するため、専門的素養と総合的知識、国際的視野を身につける教育を行います。

求める人材

1 本学及び学部の教育の理念をよく理解し、大学での学修に必要な基礎的な学力、知識、能力を備えている人 2 美術・デザイン・工芸の分野の制作や学習に主体性を持って積極的に取り組むことができる人 3 美術・デザイン・工芸の分野において作家、研究者、教育者などの専門家になる意欲のある人 4 広い視野を持ち、コミュニケーションを大切に考え、社会との関わりを意識している人 5 沖縄固有の芸術文化や自然等に関心があり、沖縄で学ぶことに意義を見出せる人

入学者選抜試験の実施

1 一般入試では、大学入試センター試験において国語及び外国語を中心に受験科目を課すとともに、個別学力検査等において実技試験、小論文、面接を実施しています。なお、絵画及び彫刻専攻は前期及び後期入試を実施しています。 2 推薦入試では、絵画・デザイン・工芸各専攻は課題作品、小論文の提出と面接を、芸術学専攻は小論文の提出と面接を実施しています。

音楽学部

沖縄県立芸術大学音楽学部では、沖縄の地で育まれた個性の美である伝統芸能はもとより、西洋・東洋にわたる芸術音楽を体系的に研究教授し、将来、実演家、教育者、研究者をはじめとして、音楽芸術分野において社会に貢献できる人材の養成をめざします。 豊かな表現力と高い技術力、そして理論的思考力を涵養し、それらを総合して現代社会に新たな価値をもたらすことのできる人材を育成します。

求める人材

1 大学での学修に対する熱意をもち、音楽家、実演家、研究者又は教育者として活躍したい人 2 基礎的知識を基に音楽に対する視野を広げ、現代社会との関わりを意識している人 3 沖縄に関心があり、現代社会に向けて芸術創造の営みを発信する意欲ある人

選抜試験の実施

1 一般入試では、大学入試センター試験で国語及び外国語を中心に受験科目を課すとともに、個別学力検査等では、専攻試験(実技検査、小論文、口述試験等)、音楽に関する基礎能力検査(楽典、聴音、副科ピアノ等)を実施しています。 2 推薦入試では、専攻試験(実技検査、小論文、口述試験等)、音楽に関する基礎能力検査(楽典、聴音、副科ピアノ等)、および面接を課しています。 3 社会人入試では、専攻試験(実技検査、小論文、口述試験等)を課しています。

沖縄県立芸術大学の推薦入試の実施状況

沖縄県立芸術大学では、美術工芸学部と音楽学部で推薦入試が実施されています。 それぞれの募集人員は以下の通りです。

美術工芸学部の募集人員

芸術学科: 絵画専攻(県内枠)1人、(全国枠)1人 芸術学専攻(県内枠)1人、(全国枠)1人 デザイン工芸学科: デザイン専攻(県内枠)2人、(全国枠)2人 工芸専攻(県内枠)3人、(全国枠)3人

音楽学部音楽学科の募集人員

音楽表現専攻(県内枠)3人、(全国枠)3人 音楽文化専攻(県内枠)2人、(全国枠)1人 琉球芸能専攻(県内枠)4人、(全国枠)1人

沖縄県立芸術大学の推薦入試の募集概要

沖縄県立芸術大学公式ホームページでは、推薦入試の募集概要を以下の通り定めています。

出願資格

次の要件をすべて満たしている者 ①高等学校又は中等教育学校を平成31年3月に卒業見込みの者(平成30年度の学年の中途において又は学期の区分に従い高等学校の卒業を認められた者を含む。) なお、県内枠に該当する受験者は、沖縄県内の高等学校を平成31年3月に卒業見込みの者(平成30年度の学年の中途において又は学期の区分に従い高等学校の卒業を認められた者を含む。)で、本人又は保護者が平成30年4月1日以前から引き続き沖縄県内に住所を有している者とする。 ②学業成績・人物ともに優れ、出身学校長が責任をもって推薦できる者 ③美術工芸学部:調査書の学習成績概評がB段階以上の者 音楽学部:調査書の全体の評定平均値が3.5以上の者。ただし琉球芸能専攻受験者は3.0以上の者 ④合格した場合は、必ず入学することを確約できる者

選考日程

出願期間:平成30年11月1日(木)~11月8日(木) 試験日(美術工芸学部):平成30年11月24日(土)~25日(日)のうちいずれか指定する1日 試験日(音楽学部):平成30年11月25日(日) 合格発表日:平成30年11月30日(金)

選考方法

大学入試センター試験を免除し、出身学校長が作成した調査書・推薦書・志願理由書等の出願書類及び次に示す選抜試験の成績結果を総合的に判断して合格者を決定する。

美術工芸学部 美術学科 絵画専攻

【課題作品】 日本画(素描・着彩)、油画(素描・着彩)いずれかの課題を選択する。 ①・日本画素描課題:「静物素描として、モチーフ:立方体の木片3個(一辺9cm)を準備し自由に構成し細密描写しなさい。」 ・日本画着彩課題:「自画像を自由に着色写生しなさい。」 ・油画素描課題:「あなたの好きな風景を描きなさい。」 ・油画着彩課題:「自画像を自由に着彩しなさい。」 ②上記、①以外に面接時の参考資料として、受験者本人がこれまでに制作した作品をA4サイズのクリアーファイル1冊・10点以内(氏名・作品サイズ等を明記する)にまとめた作品集。課題作品は、全て自作であること。 【小論文】 課題「あなたの好きな絵画作品を2点取り上げて論じなさい。」 【面接】 課題作品①②及び小論文、出願書類を基に面接試験を実施する。

美術工芸学部 美術学科 芸術学専攻

【小論文】 課題「あなたの関心のある芸術について自由に論じなさい。」 ※タイトルは自分でつけること。 ※出願書類と一緒に提出すること。 【面接】 小論文および出願書類を基に面接試験を実施する。

美術工芸学部 デザイン工芸学科 デザイン専攻

【課題作品】 ①課題「デッサン」 作品の大きさB3 モチーフ:ペットボトル、リンゴにあと1点のモチーフ(自分で選んだもの)を加えて、イラストボードに鉛筆デッサンした作品。 ②上記①以外に、面接時の参考作品として、受験者がこれまでに制作したもの(立体作品、サイズの大きい作品は写真にすること)をA3のクリアーファイル1冊にまとめた作品集(氏名を明記する)。 【小論文】 あなたが感動した日常のデザインについて述べたもの。 【面接】 課題作品①②及び小論文を基に面接試験を実施する。

美術工芸学部 デザイン工芸学科 工芸専攻

【課題作品】 ①課題「鉛筆デッサン」 作品の大きさB3(パネル不可) モチーフ:ペットボトル(500ml・銘柄自由)・野菜または果物、タオル(色、柄等は自由)以上3点のモチーフを自由に配置して鉛筆デッサンした作品。 ②これまでに制作した作品や収集資料などのあなたの美意識をアピールできるもの。 サイズの大きい作品やこわれやすい作品等は、写真に撮りA3のクリアーファイルにまとめてもよい。 ※課題作品①②は試験当日持参し、①については3枚提出すること。 【小論文】 あなたが作品制作をする際にテーマにしたいと思う「美しい自然(動植物・風景・現象など)」について述べなさい。 【面接】 課題作品①②及び小論文を基に面接試験を実施する。

音楽学部 音楽学科 音楽表現専攻

専攻試験、面接(人物の志向性や学習を行う意欲、芸術を志す者としての資質さらに表現力をみるため、5~10分程度の面接を実施する。)

音楽学部 音楽学科 音楽文化専攻

専攻試験

音楽学部 音楽学科 琉球芸能専攻

専攻試験

必要書類

①入学願書・受験票・写真票 ②入学考査料 ③領収書・領収書原符 ④調査書 ⑤推薦書 ⑥志願理由書 ⑦受験票送付用封筒 ⑧その他

沖縄県立芸術大学の推薦入試の倍率

最後に、沖縄県立芸術大学の推薦入試の過去の倍率をご紹介いたします。

平成31年度

美術工芸学部芸術学科

絵画専攻1.5倍 芸術学専攻1.0倍

美術工芸学部デザイン工芸学科

デザイン専攻4.8倍 工芸専攻1.3倍

音楽学部音楽学科

音楽表現専攻2.0倍 音楽文化専攻2.0倍 琉球芸能専攻1.0倍

平成30年度

美術工芸学部芸術学科

絵画専攻6.0倍、芸術学専攻1.5倍

美術工芸学部デザイン工芸学科

デザイン専攻3.8倍 工芸専攻2.3倍

音楽学部音楽学科

音楽表現専攻2.3倍 音楽文化専攻1.0倍 琉球芸能専攻1.2倍

平成29年度

美術工芸学部芸術学科

絵画専攻6.0倍 芸術学専攻1.5倍

美術工芸学部デザイン工芸学科

デザイン専攻3.8倍 工芸専攻2.3倍

音楽学部音楽学科

音楽表現専攻2.3倍 音楽文化専攻1.0倍 琉球芸能専攻1.2倍 さらに、志望理由書の書き方など、総合型選抜(旧AO入試)・推薦入試のことを知りたい方は、「自分だけの物語で逆転合格する AO・推薦入試 志望理由書&面接」という本もおすすめなので、ぜひこの本も読んで、本番に備えてみてください。

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