作成日: 2024年4月27日 最終更新日: 出願書類対策
こんにちは!AOI編集部です!
「大学受験の志望理由書ってなに」
「どんなことを書けば合格するの?」
この記事は、大学受験の志望理由書の書き方についてこんな疑問を持っている人に向けて書いています。
総合型選抜(旧AO入試)や公募推薦(指定校推薦や公募推薦入試も含む)などでは志望理由書をほとんどの大学で提出しなければいけません。
また一般選抜でも最近では、志望理由書の提出する大学は増えています。
それぞれ異なる入試ですが、志望理由書で踏まえるべきポイントはどの入試方式でも同じです。
そのため、総合型選抜で志望理由書添削を1万回以上やっているAOIが志望理由書について詳細に説明します!
さて、志望理由書とは、志望動機を説明するためのものですが、どんなことを書けば失敗せず合格することができるのでしょうか?
この記事では、志望理由書の書き方ついて「合否にどれくらい関わるの?」「どれくらいの文字数を書くの?」「具体的にどんなことを書くの?」などわかりやすく説明していきます。
また、この記事を見てくれた方限定でお得な情報です!
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志望理由書とは、その名の通り「その大学を志望する理由」をアピールするための提出書類です。
各大学で書類の名前が異なる場合はあるが、総合型選抜や学校推薦型選抜など大学入試を受験する場合は、どこの大学でも基本的には提出する必要があります。
総合型選抜や学校推薦型選抜などは、志望理由書の提出が1次試験となっており、2次試験の面接では志望理由署をもとに質問が組み立てられます。
そのため、志望理由書はとても重要であり、ライバルよりも良い状態仕上げなければいけません。
また最近では、一般選抜でも提出する大学も増えているため、このことからも志望理由書の重要性は高まっていることがわかります。
そのため、しっかりと志望理由書の書き方について知り、志望大学に適切に志望動機を伝えられるようになりましょう。
では、志望理由書はいったいどんなことを書くべきなのでしょうか?
後に詳しく説明しますが、まずはイメージを掴むために慶應義塾大学の設問を見てみましょう。
設問とは、各大学で定められている「志望理由書にはこういう内容を書いてね」という質問になります。
さて以下は、慶應義塾大学総合政策学部・環境情報学部の志望理由書の設問(書くべき内容)です。
1文章と2自由記述を用いて、総合政策学部・環境情報学部を志望した理由と入学後の学習計画、および自己アピー ルを自由に表現。1は日本語を使用し 2000 字程度で入力。2は PDF ファイルで 10 メガバイト以内の 1 ファイル(A4 2 枚以内の大きさ)であれば表現方法は自由。
慶應義塾大学公式ホームページ
これらから、志望理由書には、志望大学を志望した理由と入学後の学習計画、および自己アピールを2000 字程度で書く必要があることはわかります。
このように、基本的にはすべての志望理由書で大学を志望する理由を書く必要があり、各大学の設問はそれぞれ異なります。
必ず志望大学の設問をホームページや入試要項で確認しましょう。
先ほどは、慶應義塾大学の志望理由書は2000字程度でしたが、志望理由書の指定文字数はいつも2000字な訳ではありません。
志望理由書の文字数は、大学によって異なり、だいたい800~2000字程度が普通です。
中には、200字や4000字など極端に少なかったり多かったりする場合もありますが、基本的には、800~2000字程度が普通でしょう。
書くべき内容は、文字数によっても変化するので、自分の志望大学の文字数の場合、どこまで志望動機を書くべきなのかを考えながら書きましょう。
志望理由書の書き方について、AOIではサポートを行っており、高い通過率を誇っています。
書き方に悩んだ方は、AOIとともにゼロからがんばりましょう。
結論:志望理由書は大学受験の合否に大きく関わります!
この章では、志望理由書が大学受験の合否に大きく影響する理由を3つ紹介します。
総合型選抜や学校推薦型選抜は、志望理由書が1次試験になっている大学が多いです。
そのため、一次の書類審査で不合格の場合、その先の2次試験に進むことができません。
「出願書類の内容は、合否に一切関わりません。」と書いてある学部でも、志望理由書は合否を決めるうえで重要な判断材料になっています。
また、最近では志望理由書を塾に添削してもらっている学生も増えたため、1次試験の書類の難易度が高まっています。
指定校推薦の校内推薦の書類も塾で添削してもらう人も増えています。
関連記事:『総合型選抜(AO入試)の志望理由書 攻略方法【例文あり】』
関連記事:『指定校推薦の志望理由書の書き方を専門塾が徹底解説!』
2つ目は、最近の大学入試は、人間性も合否の重要な判断材料になっていることです。
偏差値や学力のみで学生を判断する場合は、志望理由書や面接は必要ありません。
学力以外の強みや個性を合否の判断材料にするため志望理由書の提出が必要なのです。
また最近では、指定校推薦の校内推薦で評定平均が高い人が低い人に負けてしまうという事例もあるため、学力以外の部分で判断されるケースが増えており、志望理由書の重要性は高まっています。
総合型選抜や指定校推薦などの推薦入試には、面接試験があります。
また、一部の国公立大学にも面接試験があります。
面接試験は、基本的に志望理由書を参考資料として質問を作られます。
そのため、志望理由書のレベルが低いと、面接での印象が悪くなり、興味を持って質問してもらえません。
このことから、質の低い志望理由書で奇跡的に書類審査を通ったとしても2次試験の面接で必ず落とされてしまいます。
必ず、志望理由書は何度も書き直し、質を高く仕上げましょう。
今まで1万回以上の志望理由書を添削し、合格に導いて来た私の経験上、特に志望理由書は熱意や知性が、大きく採点に関わっていると感じています。
小論文や面接などの対策だけに注力するのではなく、志望理由書や自己PR書作成にも長期的に向き合い、出願することをお勧めします。
志望理由書の書き方に困っている人は、AOIの無料相談をご検討ください。
そんな志望理由書ですが、大学はなぜ受験生に志望理由書を提出させるのでしょうか?
この章では、大学が志望理由書で評価するポイントについて5つ解説します。
大学・学部は、求める学生像を定めています。
求める学生像とは、「こういった学生を合格させます」といった指針ですが、このことを「アドミッションポリシー」と言います。
志望大学は、志望理由書や面接などの試験から「求める学生像かどうか」を判断しているのです。
「熱心に勉学に打ち込む学生」「国際社会への貢献に意欲的な学生」など、大学・学部によって求める学生像はかなり異なります。
まずは、志望大学のアドミッションポリシーをよく読み、大学がどのような学生を求めているのかを分析しましょう。
志望理由書に記載する内容は、嘘のない範囲で「求める学生像」に寄せたエピソードにするといいでしょう。
志望大学が求めていることをきちんと理解し志望理由書に反映させましょう。
関連記事:『アドミッションポリシーとは?読み方や志望理由書への踏まえ方を詳しく解説します!』
これは推薦入試の本質とも言えるほど、重要なポイントです。
大学側は、大学卒業後に社会で活躍してくれる人や社会貢献をしてくれる人材を求めています。
そのため、将来の夢や目標を持っていて、将来的には社会で活躍できる人間だと期待感を抱いてもらう必要があります。
このことから、志望理由書や面接では将来やりたいことについて語らなければいけません。
志望理由書が書けない人は、大学卒業後にやりたいことは何か、どんな仕事がしたいのか、将来の夢のために何を学ぶ必要があるのかをしっかりと伝えましょう。
関連記事:『志望理由書で将来の夢がないときの対処法を専門塾が解説!』
志望理由書は、期限内に提出する書類であり、実地で受験するペーパーテストではありません。
そのため、どのようなことを書いたとしても読み手は誰が書いたのか、その内容が真実かどうかを判断することができません。
しかし、全体を通して一貫した文章になっているかどうか、経験がきちんと書かれているかを読めばある程度は、その人が書いたかどうかを判断することができます。
やや極端な例になりますが、今までサッカーの部活動を10年間続けてきたのに、「将来はプロ野球選手になりたい!」と言われると、「???」となりますよね。
同じように、高校時代、生物学をずっと勉強してきたのに、「大学では国際経済を勉強して国際経営コンサルタントになりたい」と書いても根拠がなく説得力にかけます。
つまり、志望理由書においては自分自身の掲げた将来の夢と、過去の経験が密接に関わっていると説得性が高いと判断され、より合格に近づくでしょう。
関連記事:『【例文あり】総合型選抜(AO入試)の活動報告書の書き方・ポイント』
将来の夢や高校生活の経験が個性的かも、志望理由書においては重要なポイントです。
なぜなら、人と同じようなことが書いてあったら、大学側の目を引くことはできないからです。
志望理由書や面接などから学力以外の試験をする理由は、一般入試等だけでは出会うことのできない学生を獲得するためというのも1つの理由です。
そのため、他の学生よりもすごい個性的で豊かな経験を持っていることをアピールできた方が良いでしょう。
しかし、とてもすごい実績がないといけないわけではなく、意外と個性的なものは誰でも持っています。
あなたでもたくさん可能性はありますので、ぜひAOIに相談してください。
志望理由書を提出させる大学のほとんどは、「志望度が高いこと」が合格の条件となっています。
そのため、志望校が第一志望であることや志望校についてたくさんの知識を持っていることをアピールしなければいけません。
「それ、他の大学でもできるんじゃないの?」と思われないよう、志望大学の授業内容や、教鞭を取っている教授、留学等の制度など、志望大学にしかない特長に魅力を感じていることをアピールしましょう。
以上が、大学が志望理由書で見ている箇所になります。
志望理由書についてはAOIチャンネルの動画でもいくつか説明してるので、是非ご覧ください!
結論:志望動機・契機・学習計画・将来の目標などです。
以下5つの項目を網羅的に書くように意識しましょう!
将来の目標については、「この目標があるから、ここの学部でしか自分は学びたくないのだ」という書き方をすることが重要です。
この際のポイントは、「将来の目標に独自性があり、またその目標達成が、社会問題の解決に繋がっていることを主張すること」です。
きっかけは、いつ、どんなストーリーから将来の夢を抱くようになったのかや、その学部を志望するようになったのかを明記することが重要です。
この際のポイントは、「自分自身のバックグラウンドと志望学部での学びが密接に関わっていること」です。
将来の目標の社会性については、本当にその目標を達成する必要があるかを書くところです。
あなたが将来やりたいことは社会に求められていないかもしれません。
そのため、自身がやりたいことは社会にとっても求められていることを記載しましょう。
入学後の学習計画については、大学4年間において、いつまでにどんなスキルを習得するのかを説得的に述べることが重要です。
この際のポイントは、「ここの学部なら、自分の目標達成のために必要なスキルについて網羅的に勉強できる、ということを明記すること」です。
(1)〜(4)をすべて書けたとしてもありきたりな内容であれば合格することはできません。
そのため、あなたなりの観点を必ず書くようにしましょう。
これらのことに関して、もっと知りたい!と思った方は、総合型選抜(旧AO入試)専門塾AOIにぜひ問い合わせてみてください。
次に、強いアピールができる志望理由書を書くために、やっておきたい準備をご紹介します。
いきなり文章を書き始めるのではなく、大学や自分についてしっかり分析してから内容を組み立てましょう。
将来やりたいことがなければ、志望校を決めることも志望理由書を書き始めることもできません。
なぜなら、どちらも「将来やりたいこと」を起点に考えていくものだからです。
そのため、自分は将来どんなことがやりたいのか、どんなことを今までしてきたのかなどしっかり自己分析考えましょう。
AOIでは、自己分析の授業もあるため、本当にやりたいことを見つけたい人はAOIをお尋ねください。
大学は、入学して終わりではなく、将来の目標を叶えるための通過点です。
まだ将来就きたい職業や仕事がはっきりしていないという方も、教授や卒業生の就職先などを参考にすることで、自分の将来の姿が見えてくるでしょう。
「志望する業界の就職に強い」というのは、立派な志望理由になります。
卒業生がどのような進路に進んでいるのかチェックし、自分のキャリアプランを思い描いてみましょう。
先にもご紹介しましたが、アドミッションポリシーを読むとその大学が求めている学生像が見えてきます。
アドミッションポリシーは、入試要項や大学のホームページ、パンフレットで確認できますので、絶対に目を通すよう注意しましょう。
アドミッションポリシーに関しては、以下の記事で理解するのが効果的です。
関連記事:『アドミッションポリシーとは?読み方や志望理由書への踏まえ方を詳しく解説します!』
オープンキャンパスに参加すると、キャンパス設備や授業内容など、リアルな大学の姿を体験できます。
そこで感じた大学の魅力は、志望理由書に書くエピソードにも活かすことができるでしょう。
また、オープンキャンパスに参加することで、教授や学生課の職員に顔を覚えてもらえる可能性もあります。
志望理由書の作成だけではなく、その後の面接でもオープンキャンパス参加経験は有利になることがあるのです。
オープンキャンパスは、高校3年間は毎年いくようにしましょう。
関連記事:『オープンキャンパスは総合型選抜(ao入試)に必須?専門塾がわかりやすく解説します!』
将来の夢と大学が繋がっていなかったら志望理由にはなりません。
そのため、将来の夢ややりたいことを叶えるためにどのような大学が必要なのかを考えましょう。
AOIでは、自己分析のカリキュラムを通し、熱量と論理を交えた質の高い志望理由書を作り上げられます。
自己分析にお困りの方は、AOIの無料相談を活用してください。
志望理由書の基本ルールは以下の3つです。
(1)設問を守る
(2)原稿用紙を守る
(3)期限を守る
志望理由書には、特定の設問や条件が含まれていることが一般的です。
つまり、大学ごとに聞きたいことが違うということです。
そのため、設問に対して明確かつ具体的に回答し、志望大学が求める情報や要件に合致するように書きましょう。
設問は、それぞれの志望大学の入試要項やホームページを参考にしてください。
志望理由書は通常、指定された用紙サイズや字数制限が設けられています。
これらの制約を守り、指定された用紙の範囲内で文章を書きましょう。
また、指定文字数の最低9割は書くようにしましょう。
関連記事:『小論文の原稿用紙の使い方を専門塾が解説!』
志望理由書には、提出の期限が必ずあります。
遅れて提出することは、原則できません。
以上のルールを守り、志望理由書に取り組みましょう。
関連記事:
それでは、具体的に志望理由書の書き方例をご紹介していきます。
もちろん、書く内容は人それぞれですが、文章の組み立て方を先に知っておくことで、読む人に伝わりやすい志望理由が書けます。
関連記事:『志望理由書の締め方はどう書く?終わり方の例文とNG例を専門塾が紹介』
まず、将来の夢や希望の職業のためにその大学を志望している方は、そこから志望理由を始めるのがおすすめです。
その場合には、
・将来の夢は何か
・その理由
・なぜその大学が夢を叶えるのに役立つのか
・将来の具体的なビジョン
という構成で話を進めていきます。
例「私は将来、国際線のキャビンアテンダントを目指しています。幼い頃から、よく両親に連れられて海外旅行に行っていた私にとって、丁寧な接客と笑顔で旅の始まりと終わりをもっと楽しくするキャビンアテンダントの方々は、憧れの存在でした。
そのために、私は貴学の観光学部を志望致しました。もっとも大きな魅力を感じたのは、2年生から3年生にかけて2年間の長期留学プログラムが用意されている点です。私の英語力では、まだキャビンアテンダントとして臨機応変な対応をすることはできません。貴学での長期留学を通じて語学力を高め、キャビンアテンダントとして活躍するために十分な能力を身に付けたいと考えております。
そして卒業後、私が憧れ続けてきたような、旅をする人々に喜びを与えるキャビンアテンダントになりたいのです。」
次に、問題提起から書き始めるパターンの例文です。
自分が社会のどのような点に問題や疑問を感じているのかを述べ、大学で学ぶことがその解決にどのように役立つのかを説明します。
・問題提起
・問題について自分はどのように考えているか
・そのために大学・学部学科で学びたいこと
・将来のビジョン
という流れで話を進めていくのがおすすめです。
「私は、日本の保育士不足に強い問題を感じています。私がこの問題に関心を持ったのは、大企業でキャリアを積んできた姉が、子供を預ける施設が見つからず、なかなか職場に戻れない状況が続いているためです。
この問題を解決するためには、単に保育士の数を増やすだけではなく、女性の社会進出に合わせて社会の仕組みを根本的に変えていく必要があると考えています。
貴学の社会学部を志望したのは、貴学は女性の教授が多く、ジェンダー関連の授業も充実しているためです。
将来、保育士不足問題にどのように寄与するべきなのか、社会学という学問領域で研究し、深く学んでいきたいと考えています。」
『経済学部の志望理由書対策記事を見る』
『法学部の志望理由書対策記事を見る』
『社会学部の志望理由書対策記事を見る』
『経営学部/商学部の志望理由書対策記事を見る』
『文学部の志望理由書対策記事を見る』
『外国語学部の志望理由書対策記事を見る』
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ここでは、志望理由書の書き方NG例を紹介します。
どんなに強い気持ちを持っていても、志望理由書の書き方が悪いとうまく伝わりません。
志望理由書の書き方のダメな例を見て、どこが悪いのかを考えていきましょう。
先にも触れましたが、これまで自分がしてきたことと、大学で学びたい内容や将来やりたいことなどに結び付きがないと、読む人にうまく志望動機が伝わりません。
たとえば、「ずっとサッカー部で頑張ってきた」→「看護師になるために看護学部で学びたい」だと、繋がりが不明です。
しかし、「サッカー部」→「大きな怪我をして手術するとき、看護師の方に励まされた」→「看護師になりたい」というエピソードなら、説得力を感じると思います。
志望理由書に書くときには、物事の繋がりを自分の中だけで消化しないこと、志望理由と強く結びつくエピソードを選ぶことがポイントとなります。
「この大学でないといけない」という理由を説明できる学生を選びたいのは当然です。
ですから、「就職に強い」「環境が好き」など、「他の大学でもいいのでは?」と思える理由では、ライバルに負けてしまう可能性があります。
志望理由書では、志望大学ならではの授業や制度、教授個人への思い入れなど、どうしても自分がその大学に入学したい理由を相手にアピールしましょう。
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